こんにちは☺
うさカンです。
きょうだいの中に、病気や障害の子供がいる、当事者じゃない子供のことを、「きょうだい児」というそうです。
我が家でいうと、長女は「起立性調節障害」、次女は「きょうだい児」という感じでしょうか。
普通に暮らす兄弟姉妹でも、それぞれの間でいろんな影響を与えて受けあいながら成長しますが、「きょうだい児」の場合はまた、独特の影響があると思います。
我が家の次女は、お姉ちゃんの体調が悪くなった時は3才になったばっかりでした。
ちょうど幼稚園入園前の一年間を、お姉ちゃんのことに振り回されて育った感じです。
預けられる時は、夫や母にお願いしていましたが、大抵は、一緒に病院や学校などに連れて行き、自然と大人の会話も聞くことになっていました。
次女は小さいほうなので、あんまり話が理解できないだろう、という見た目ですが、実はとてもしっかりしていて、なんでも理解してしまうので、状況がかなりわかっていたと思います。
当時は私も長女の病名や原因は分からなかったけど、なるべく次女を安心させようと思っていました。
でも、たまには私がシクシク泣いていたり、話が上の空になってしまうことが多くて。
次女はどう思っていたんでしょうね。
次女は、私と長女が真剣に話をしている時ほど、おちゃらけて笑わせてくれました。本能なのか、意志なのかは分かりませんが…
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翌年、次女は幼稚園に入園して、最初は泣いていたけれど、わりとすぐに慣れてきて、先生ともお友達とも楽しく過ごすようになりました。
長女は最後の小学校生活で、少しだけ参加できたこともあります。
大抵は夕方に元気になるので、放課後に次女も連れて三人で小学校に通いました。
長女が中学生になると、慣れない環境と体調の悪さで、学校には全く通えなくなりました。
そのうち、市内で同じく学校に行っていない女の子とお友達になり、数人で我が家に遊びに来てもらうようになりました。
学校には通っていなくても、いろんな企画をして、お友達との交流を楽しんだり、お料理やお菓子作りなど、大人のその道の先生に来てもらったり、ホームパーティー気分で楽しみました。
ただ、次女からみると、自分が幼稚園に行っている間に、その魅力的なパーティーが行われていることは、ストレスだったと思います。
いろいろな方法を考えて、次女に我慢ばかりさせないように、長女を楽しませるにはどうしたらいいのか、と試行錯誤しましたが、結局難しかったです。
昨年の夏は、長女は起立性調節障害の検査の前段階で、エコーやらMRIやら、いろんな検査を進めているところで、私は高校の下調べであちこちに出掛けて、とても忙しくスケジュールがいっぱいでした。
次女は、急にトイレの不安になり、私と離れられなくなりました。
何が原因なのか分かりませんが、いろんな積み重ねや、体験、満たされない気持ちもあったのかな?
突然、頻尿になって、出掛けることが困難になりました。
病院に連れて行くのも一苦労。
秋に、幼稚園が始まっても状況は変わらなくて、運動会にも参加できずに「見ているだけ」となり、一番最後の運動会での見せ場の組体操も出来ませんでした。
娘はその頃から精神的にもすごく辛くなってきたんだと思います。
ノートに「かなしいかなしい」と書いてあるのを見て、私も悲しくなってしまいました😭
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私は、次女が幼稚園に行っている間に、お姉ちゃんの為のイベントはもうやらないから、安心して登園していいよ、と約束しました。
また、今まで、お姉ちゃんの病院や学校でとても忙しかったから、今度は次女のために全力で付き添うよ、と約束しました。
とにかく、毎晩毎晩、寝る時にじっくり話を聞いて、二人でいろんな事を考えました。
「ママ大好き❤」って言ってくれました。
その頃、私は週末に子供たちを預けて、
コミュニティビジネスの勉強に通っていました。
私は自宅でイベントをしていくことに限界を感じていたので、外で企画できるように、と思っていました。
毎日子供たちとべったりだったので、とても楽しくて、いい気分転換でした😊
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そして、その講座を卒業した昨年暮れ、
新しく外の会場をお借りして、週末にイベントを作っていきました。
これなら家族に負担もなく、次女も参加できます。
夫がいるので、長女の体調のことは夫に任せることができます。
長女は、夫の送り迎えなどに助けられて、全部のイベントに参加して、楽しみました。
(長女が楽しめるように設定してたからね💦)
そして、それを楽しいと言ってくれる仲間が集まってくれました。
なにより、
私が、コミュニティビジネスの最後の課題をしていた時、次女も隣で、ビジネスの企画書を作りだして楽しんでいたのです😅
そこから企画作りの楽しさを覚えて、
悲しく不安な人生 → 少し先の計画をするのが楽しい人生に変わりました。
娘のノートは、「たのしいたのしい」に変わりました😊✨
参加してくださった皆さんが、楽しんでくれたおかげです💕
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「きょうだい児」育児については、本当に難しくて、外部に相談すると、
二人は別なんだから、別々に考えないと、
なんて言われます。
でも、一緒に暮らしているんだから、影響するのは当たり前じゃないですか?
特にHSCの子供の場合、きょうだいの状況や家族の空気を読んで、我慢したりストレスがたまってしまうことがあると思います。
お母さんは一人、子供は二人(またはそれ以上)。
となると、どちらかに対応するしかない場合も多くて、うまくやろうという気持ちはあっても、なかなか難しいです。
私も、次女には、
あなたも大切だよって伝え続けてきたからこそ、
次女は何もワガママを言わなかったけど、それが心因性の病気としてあらわれてしまったのかな?なんて思っています。
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今、やっと次女はトイレ不安から解放されてきて、ずっと行けなかった、眼科と歯医者に行けました🎵
少しずつ自信をつけています!
本当は、夏休み中にいっぱいお友達と遊んで慣れさせて、学校にうまく復帰できるといいのですが、
お友達と遊べなくて苦しむお姉ちゃんの手前、それを全面的にできない気持ちもあります。
そういう所がまた、「きょうだい児」育児の難しさかな、と思います。
でも、きょうだいにしてみれば、親には感じとれない「きょうだい児」なりの気持ちもあると思うので、そこは親も周りの大人も、尊重してあげたいですよね!
もちろん、「きょうだい」が病気や障害でも、
自分は自分、として線引きして生活していける子も、たくさんいると思います。
どちらも子供の性格であり、親の育て方とは関係ないと思うし、どちらの子供も悪くない。
みんな違ってみんないい、だと思います。