こんにちは☺
うさカンです。
本当は怖い「低血圧」 あなたの「うつ」、実は「低血圧」かも?
- 作者:永田 勝太郎
- 発売日: 2016/06/30
- メディア: 単行本
この本を読みました。
低血圧、起立性低血圧、起立性調節障害などについての本です。
この本の内容を簡単に書くと、
・低血圧はれっきとした生活習慣病です→表紙
・低血圧だと様々な身体症状が出ます
・低血圧だと気温や湿度、季節などの気象の変化に弱く、なかなか適応できないため、健康に自信がなくなり、普通の人の生活ペースについていけないことがある→p144
・低血圧と適切に診断してもらえなくて身体症状がこじれてしまい、心理面や社会的状況にまで影響がおよんでしまうことがある(不登校や出勤不能、うつ病など)→p152-155
・症状が少しでも改善すると嬉しくなり、思わずやりすぎてしまって、かえって疲れてしまうことがある(過活動)→p144
そして、治療について、
ステップが3つがあるそうです。
① 患者自身が低血圧について十分に理解し、治療への意欲を持つ
② 患者が自分の生活を振り返り、ライフスタイルを改善する
③ 薬を使った治療
それぞれについて、細かく書いてあります。
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最後に、
最近、読んでよかったなあと思う本にたくさん出逢います。
この本も、とても参考になりました。
自分自身の体調や娘のことについて、どんどん混乱していた糸がほどけるようで、必要な情報はとても安心できます。
ただ、低血圧はれっきとした病気だとしても、診てもらえるお医者さんに出逢うのはとても難しいです。
どんなに調べても、低血圧の専門医が近くにいません。
低血圧に詳しくて、心身ともに治療してもらえると、社会生活を自分なりに充実させることができるのです。
でも実際には高血圧を診るお医者さまは沢山いるのに、本当に残念な実状です。
この本では、信頼できるお医者さんと治療していくように、書いてあります。特に薬については、専門医のさじ加減が重要です。オーダーメイドの治療が必要だと思います。
低血圧、起立性低血圧、起立性調節障害に悩む患者さまや家族には、是非オススメしたい本です。
特に、低血圧の辛さはなかなか家族には伝わらないと思いますので、ケアされる方の患者理解に役立つと思います。