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我が家の不登校日記です。最近は教育と社会問題に興味があります。どうぞよろしくおねがいします♪

不登校とホームステイ

こんにちは!
うさカンです。

最近よく思うのですが、
子供が不登校だと外の世界を知らない、世間知らずの子供になるのかと思いきや、

そんなことはなくて、逆に学校の世界が全てになっている子供より、よっぽど視野が広いのではないか?と感じることがあります。

学校に行っていない子供は、家庭の中だけで過ごすか、外の居場所に所属するか、いろいろ道はあると思いますが、学校に通っている子供よりは時間がたっぷりあると思います。

学校は拘束時間が長いし、部活や宿題などもあるし、自由な時間は少ないですよね。

でも、不登校で課題がない子供は、いろんな選択の自由があります。


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うちの娘は、ゲームをしたりYou Tubeを見たり、朝から忙しいです💦

私は自分が起きてから完全に目覚めるまでスマホチェックして過ごすのですが、娘も私の真似してるのかもしれません。

朝食を食べてからも、また勉強するまでは自由な時間。
好きなように過ごしているので、その間に私は朝の家事をすることが出来ます。

ふと娘を見ると、よくYou Tubeで、いろんな家族の動画を観ています。

私も面白くて、一緒に見入っちゃう時もあるのですが、そういう時に、これは疑似ホームステイみたいだなあ、と感じます。


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私は昔、アメリカに1年間ホームステイをしました。その時、いくつかのファミリーに受け入れてもらったのですが、それが私の人生において、とても貴重な経験となりました。

アメリカでも、いろんなタイプの家族の姿があります。
はじめのお家では、ホストのご夫婦は共働きで、いつも規則正しく忙しそうでした。
夫婦で協力して、とても効率よく暮らしていて、週末の掃除も夫婦でピカピカにして行き届いていました。子供たちはみんなもう高校生以上だったので、ほとんどバラバラでした。

そんな家族の中で、私はどう暮らしたらよいのか分からず、けっこう孤独に思っていました。

平日は学校に通っていて、放課後はバレエスクールに通っていたので、退屈しなかったけど、休日は部屋にこもって日本の歌を聴いたり、本を読んだり、手紙を書いたり、宿題をしたりして過ごしました。


2つ目のファミリーは、2世帯でした。
夫が単身赴任中だった娘家族が同居していて、
小さい子は8ヶ月の赤ちゃん、3歳の男の子(だいたい私と同レベルだった😅)、そしてママはとても若い、高校生の息子、お父さん、お母さんという家族でした。
(たまに旦那さんが帰ってくる)

その家庭では常に若いママと、お母さん(若いおばあちゃん)が専業主婦で賑やかでした。

みんなで買い物や映画に出掛けたり、教会に行ったり、みんなでランチを食べたり、遊んだり…
みんなでのんびりと暮らす日々はとても幸せで居心地がよかったです。

私は本当に温かいファミリーと楽しく過ごすことができたので、将来はこんな家族を持ちたいなあ、と思って帰国しました。


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アメリカのファミリーがいろいろあるように、日本の家族もいろんな形があります。

家族のメンバーの理想も、それぞれでしょう。

でも、ひとつ感じたのは、
日本人は休むのが下手なんじゃないかな?ってことです。

それは、私の勝手な考えだと、
日本人はもともと農耕民族で勤勉にコツコツ働く必要があったのかな、なんて思います。

毎日やることやって、しっかり働かないと罪悪感を感じる…みたいな。


それで私は帰国してから、比較文化という学問に出会い、欧米人と日本人の「余暇」について勉強していました。

今思えば、あの頃から、私は充実した余暇がある生活に憧れて、その後の人生もそうやって過ごしてきたのかな、と気付きました。

子供たちが、たまたま不登校になっても、自然に受け入れてきたのは、そういう考えが私の中にあったからなんでしょうね💦

どうどうと休んで何が悪い?
罪悪感なんて感じる必要はないのよ、
余暇は人間の権利だし、生きてる意味だし、
たっぷり充実させればいいのよ。

その中からやりたいことを見つけて、
自分なりに頑張っていけばいいのよ、

私はそんな風に考えています。


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不登校だった子供が留学とかホームステイすること、けっこう聞くのですが、学校に限らない広い世界を求める人もいるのかな〜と思ったりします。

実際に海外に行かなくても、今の時代は、インターネットがあるから、気軽にいろんな世界のことを知ることができて、本当にすごいなあ、と思います。

うちの娘も、自宅にいながら、いろんな家族のことを知ることができて、私が高校生で学んだことを小学生で先取りで学んでいるなあ、なんて思います。

もちろん、リアルな体験にはかなわないけど、でも人生に役立つ、いい経験だと思います。

自分の家族のことしか知らないより、いろんな家庭の常識を見れるのは、いいんじゃないかな😊

そして、もう一つ忘れてはいけないのは、

いろんな人がいることを否定しない精神が大切だということです。

アメリカ人はみんな、○○系アメリカ人です。
先祖がいろんな国から移住してきたのです。

だから文化も宗教も価値観もいろいろ。

日本人の私も、日本人でもいろんな人がいて、考え方もいろいろだと思うので、お互いを尊重するべきだと学んできました。

余暇についての考え方や価値観も人それぞれでよくて、いいと思うところは取り入れていけばいいし、他人を攻撃したり否定する必要はないと思うのです。

だから、一概に、アメリカがいい、ヨーロッパがいい、日本がだめとは言えません。

日本のいいところはたくさん生かしていきたいと思います。

私の考え方としては、

生きるための勉強、
生きるための仕事、

だと思うので、

勉強のために生きる、
仕事のために生きる、

のは私は嫌なんですよね。

最後に、あるアメリカの家庭を覗いてみましょう!

親も疑似ホームステイだ〜😄👍


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