こんにちは!
うさカンです。
私は数年に渡り、不登校の子供たちを育ててきました。
長女は最初は体調が悪すぎて、なかなか楽しい生活とは言えなかったです。
いろんな不登校のお友達を誘って交流出来たのはよかったのですが、体調不良が心配で、睡眠リズムもまちまちで、苦労したと思います。
それでも一緒の時間を過ごしてくれるお友達には感謝しかありません。
親ではお友達の役割は無理ですから。
次女のほうは、コロナが怖くて、お花にお水をあげるだけでもマスクをしていますが、
最近は一緒にお散歩を楽しめるようになりました♪
少しずつ日常に戻るといいなあ。
不登校にしてから、娘たちはゆっくり休むことが出来たし、自分のペースで成長できたので、結果的にはとてもよい時間を過ごせていると思います。
では、何故 私は学校にこだわっているのでしょう。
*****
私は、自分で選択して不登校になることは、いいと思っています。
いろんな選択があり、選んだことを尊重されたら嬉しいです。
義務教育などは所詮人間が決めたこと、別にその通りじゃなくても全然いいじゃない?
そんな風に私は考えています。
でも、娘たちを見ていると、
・起立性調節障害の子供の居場所がない
・HSCの子供が安心して学べる環境ではない
学校がそんな感じに見えたのです。
昨日も書きましたが、
usagi-company-lab.hatenablog.com
学校が世界一楽しい場所であることは、
一部の子供(大多数かもしれないけど)が満足できるだけで、大人も納得されてしまっては困るんですけど!
私はそう思っています。
例えば、
いじめから逃げることは何も悪いことではない、と思いますが、
でも、いじめられた子が立ち去り、いじめた子は平然と元の環境にいられる、なんて…
なんだかヘンだと思います。
それじゃあ、いじめたもん勝ち?損するのはいじめられたほう?
私はそれは、なんかずるい仕組みではないかと考えてしまいます。
*****
同じように、
学校にいい居場所を作れない子供たちは、
「不登校になればいいのよ」と言われると、
なんか排除されているようで、とても悲しくなってしまいます。
特に長女の最初の頃は、そういう価値観に私も娘も泣かされました。
学校のほうに、
「しょっちゅう休む子はウェルカムじゃない」という雰囲気がありありで、
うちの子の存在ってなんなの💢
と、めちゃくちゃ納得がいきませんでした。
自分から、「少し休憩しまーす」っていうのはいいけれど、
それで学校からはじき出されることは、私は納得がいきませんでした。
そうかと言って、
そんな雰囲気の学校に、大事な娘を行かせたくない、
行って余計に悲しい思いをするかもしれない、
そうも思って悩みました。
*****
そして月日は流れて、
長女の義務教育が終わる頃、
担任の先生から、
「学校をうまく利用してくださいね」
と言っていただき、
学校も随分変わったなあ〜と思いました。
その先生がとてもよかったのかもしれません。
まだ理解のある先生は一部かもしれません。
でも、時代の変化はそういうところから始まると思うのです。
その先生は、きっと熱血先生だったんだと思います。でも、自分の気持ちを押し付けないように我慢してくださりながら、こちらの要望には快く応えてくださりました。
娘の将来を真剣に考えてくれていたし、
自分の手柄やエゴみたいなものは全く気にしていなかったと思います。
娘はクラスの中に通うことはなかったけれど、存在を大切にしてくださったので、私はとても感謝でした。
そして、なんと、
「学校をうまく利用してくださいね」という言葉を、今度は次女の学校でも聴くことができたんです!!
長女の時に嫌な思いをたくさんした、同じ学校ですが、まあ、ほぼ人事は変わって、コロナもあり、学校が随分変わったなあと感じます。
私は、ずっと先生方の働き方も見てきました。
いつも夜遅くにお電話をくださったり、対応してくれたり、本当に先生の個人の頑張りに頼られて学校が運営されている感じです。
だから、正直言って、私のほうから先生に何かをお願いするのは、とても躊躇します。
っていうか、本当に大事なこと以外のお願いはできません💦
それでも、先生が娘の存在をきちんと考えてくださるのは態度や言葉で分かります。
だから私はそういう先生なら信頼できると思います。
そして機会があれば、お話するようにしています。
不登校の子供がどんな様子で、どんなことに困っているのか、何が楽しいのか…
先生だけではなく、いろんな場所でお話するようにしている理由は、
少しでも学校改革に貢献したい、
こういう子供たちも安心して過ごせる居場所になってほしい、
その思いです。
*****
もちろん、すぐに変わらないこともたくさんあるでしょう。でも諦めずに言い続けます。
なんというか、
自分の子供が不登校で満足しているから、もういいや、と思っていては、学校や世の中が変わらないと思うのです。
かなり草の根にはなりますが、
諦めるほうが簡単かもしれないし、
不登校という道も悪くないけれど、
やっぱり学校との対話は続けていこうと思います。
娘がこれから学校とどう付き合っていくのか、
登校するようになるのかは分からないけど、
私は未来のために出来ることをやりたいと思っています。
そして、こちらの動画はとても共感しました。
簡単に普通級を諦めないと言っている奥山佳恵さんです。
インクルーシブ教育
www.youtube.com
どんな社会がいいのかな
www.youtube.com
少数派になったからこそ感じること、どんな人も排除されない世の中を私も望みます。
とてもいいお話で、特に不登校を育てるお母さんお父さんに見て欲しい動画です。
さて、正しい道はいろいろ、それぞれですから、
選択もいろいろでいいのだと思います。
だからこそ、本当は不登校になりたくない子の気持ちも理解して、不登校にならないようにしっかりと居場所を作りたいです。
もちろん、うちの子供が学校に行きたくないと言い続ければ、その通りに尊重すると思います。
私は子供を学校に行かせることにこだわっているのではありません。
でも、できれば、「学校楽しそう!行ってみたいな」という言葉が出てくるような場所づくりに、少しでも貢献できたら嬉しいです。
子供を学校に合わせるのではなく、子供の気持ちに寄り添う場所であってほしいな。