こんにちは!
うさカンです。
ミヒャエル・エンデの「モモ」を読みました。
前回読んだのは、確か娘が小学1年生になったばかりで、私も手術の前でした。
あれから、私たちの生活にいろんな事が起こりました。本当にいろいろあったし、いろいろ考えたな〜。
そして、今ふたたび、この本を読みたくなりました。
前回は、なかなか集中して読み進めることが難しかったみたいで、内容も覚えているようで、けっこう覚えていなくて驚きました。
私、一度読んだ本をもう一度読むことはあまりなく、できればどんどん新しい本を読んでいきたいタイプなのですが、
この本はいろいろと考えさせられる本で、今回また読んでみてよかったです。
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現在コロナ禍で、娘が学校に通っていない我が家。
こうして、ストレスなく、のんびりと暮らせることは本当に感謝だなあ、と感じています。
娘にとっては、本当は学校に通える子たちが羨ましいかもしれないけれど、
でも今ののんびりと贅沢な時間の使い方は、損ではないと思います。
人間にとって、時間とは何なんでしょう。
お金と時間、どちらが大切なんだろう。
まだ働かなくてもいい子供時代だからこそ、たっぷり時間を使って、自由にやりたいことに熱中したり、遊びたいことを自分で編み出したり、そういう経験が大切なんじゃないかな〜と思いました。
そういう育ち方をしてくると、真の豊かさを知り、大人になってからの生き方や働き方改革につながっていくのではないでしょうか。
24時間働けますか?と言って、ガツガツ働く時代はもう終わったはず。
せっかく便利なものが世の中に出てきても、その浮いた時間をまた忙しく使っていたら切りがない。でも、子供たちはどんどん忙しくなるし、学校が厳しくあり続ければ、このモモの物語で灰色の男たちがやっていることと同じ世界にしかなりません。
先日、お散歩に出た時に、娘が撮影したものです。
明日の予定がないから、何時にでもお散歩できるし、好きなルートに行けるし、宿題の心配もない。
これがとても子供らしい暮らし方だと思って、私は気に入っています。
すごく幸せだな〜と思います。
HSCの子供たちは、感性が豊かで深く考える、いろんな刺激を受け取る分、ひとつのことにかかる時間が普通よりゆっくり、ゆったりかもしれません。
それだけ多くの情報を受け取り疲れることもあるけど、ゆっくりした時間の中では、
幸せをじっくりと噛みしめることができるのだと思います。
このモモの物語の最後のように、ゆっくりお花を眺めたり、人の話をゆっくり楽しんで聴いたり、心を込めて仕事をしたり…
そういう世界が似合っているような気がしました。
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我が家の夫は、現在は週に1〜2度の在宅ワーク、そしてフレックス勤務をしています。
長女は在宅で仕事を出来るように修行中。
私はできる限りの節約をして専業主婦。
そして次女は、学校へ通わず、自由に学んでいます。
コロナ禍で、余計に人付き合いが出来ない事は残念なところですが、
それ以外は自分に合った生き方をしているように思います。
学校で習うように、1分1秒の遅刻もアウト!とか、毎日びっしりのカリキュラムとか、将来の為に全ての時間を使うとか、
そういう生き方じゃなくても、大丈夫そうな気がします。
まずは全ての人に、この本を読んで、
「あなたの幸せってな〜に?」
「どんな生き方をしたいの?」
「自分の時間をどう使いたいの?」
ということについて、考えてみてほしいな。
私たちの理想の生活って、どんなことなのでしょうか。
深く深く考えました。