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夫婦喧嘩、親子喧嘩にならない理由

こんにちは!
うさカンです。

私はほとんど喧嘩をすることがありません。
結婚当初や、長女の起立性調節障害のはじめの頃は、理解できずに相手を責めて、多少喧嘩になったこともありましたが、ここ何年も喧嘩はしていないと思います。

そのベースにあるのは、やっぱり相手を理解するとか、そのまま受け入れることだと思います。

昨日の記事にも書きましたが、全ては異文化コミュニケーションって感じなんだと思います。

例えば、外国の方に、自分と違う考え方とか、自分の期待している行動と違うことをされても、怒る人は少ないと思います。

そういう文化なんだな、と受け入れると思うんです。

でも、日本人同士になると、何故か同じ考え、同じ行動を期待してしまうことはないですか?

日本人は、という書き方をすると、ちょっとステレオタイプっぽいけれど、

でも私達が学んできた学校とか教育のシステムが、

「みんな同じ=平等」を目指していたのだから、仕方がないとも言えるのかな?と思うんです。

でも本当はみんなできるレベルは違っていて、努力すれば誰でも同じくらいにできるというわけではないと思います。

同じ日本人だからと言っても、考えること、行動の仕方は自分が期待していることと違うこともあると思います。


今の学校教育では、そういうところが少しずつ変わってきました。

自分の意見をハッキリ主張する、はみ出た人も排除しない、みんなひとりひとり違ってオッケーなんだ、そこをどう共同生活して過ごしていくのか話し合う…

そんな自分も相手も尊重する練習が、アクティブラーニングの中で始まってきたと思います。

でも、私達親世代は、そういうことを知らないので、難しいですね。


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本当は、人間ひとりひとりの個性は違うし、時間の感覚なども違います。心地よいと思う感じが、人により異なるのです。

夫婦でそういうところにズレがないと過ごしやすいとは思いますが、まあそういうことは稀かもしれません。

親子関係で言えば、親の感覚が正しいと思ってしまいがち。
もちろん社会性を教えることも親の仕事ですが、

まずは子供の個性を知り、
特に出来ないことを強制しないように気をつけなければなりません。

「どうしてできないの💢」
と言う前に、

「どうしてできないのかな🙂?」
と普通に相手に尋ねてみることが大切だと思います。

そこに明確な理由があるのかどうかは分かりませんが、でも行動には何らかの理由があるはずです。自分でそれを把握出来ているかどうかは分かりません。特に病気や障害の場合は。

理由は分からなくても、相手の気持ちを知ることはできます。

「なぜだか分からないけど、やろうと思っても出来ないんだよね」とか、

「それはやる気になれないんだよね」とか、

「後回しにしたいんだよね、だって○○○」など。


人は必ずしも自分と同じペースで動ける訳ではないんだな、と分かってきます。


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そうしたら、
「どうしてそういう気持ちになるのかな?」とか、
「じゃあどうしたいのかな?」とか、

だんだん相手の心が理解できるとともに、解決方法が見えてくるかもしれません。


この作業をいちいちするのは、忙しい現代人には難しいでしょう。

時間がかかりますよね。

でも、そうしているうちに、
相手の考えるパターン、快適だと思うこと、行動の癖など、根本的に「できること」「できないこと」が分かってきて、話し合っていないことでも、

「これは嫌がるだろうな」

「これは出来ないだろうな」

ということが見えてくるようになります。

それが相手の個性を知り、受け入れることになって、こちら側の対応や感情の持っていき方なども、とても楽になってきます。

結局は、急がば回れってことですね^_^

この人と長く一緒に過ごしたい、いい時間と思い出を増やしたいと思うなら、是非おすすめします。


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とは言っても、
喧嘩するほど仲がいい、とも言いますし、

喧嘩全てを否定する訳じゃありません。

本人同士が「それでいい」と思っていれば、何も問題はありません。それがその家のやり方ですから😄

でも、もしどちらかにストレスを感じるようなら、一度考えてみてほしいと思います。

自分の人生をどう生きたいのか、相手の人生をどうしたいのか。

もし、外国人の方が黒髪じゃなかったら、
「なんで黒髪じゃないの」なんて怒らないように、相手の特性を責めたり怒ったりイライラしても、変わらないこと、変われないこともあると思います。そこを学ぶことは大切だと思います。


それと同時に、自分が我慢しすぎる必要もない、ということを忘れないようにしたいと思います。

相手のことを分かった上で、その特性ならしょうがないか、とスッキリ受け入れられるならいいのですが、

とても理不尽で我慢ばっかりという場合は、負担が大きすぎると思います。

相手にいくら理由があっても、納得できないことを我慢していたら、自分が病気になってしまうかもしれません。

相手が自分と違うことは、自分が悪い訳ではないのです。

だから、そういう時には、専門家に相談したり、頼ったり、場合によっては距離を置いたり離れたりする勇気も必要だと思います。


自分のことを大切にする為に、

まずは相手の考え、気持ち、行動がどこから来るのか知り、そしてそれを受け入れることができれば、

北風と太陽、

結局は相手の心地よさにつながり、自分に返ってくるのだと思います。

相手のことを変えようと一生懸命になればなるほど、自分が苦しくなってしまうので気をつけてね。

(それじゃあ社会の規範に入らない!と思うかもしれないけど、特性上無理なんだ、と思うと、自然と優しく生きることが出来るようになります)