こんにちは!
うさカンです。
昔、川崎のフリースペースたまりばの西野さんの講演を聴いた時から、ずっと印象に残っていることがあるのでご紹介します。
それは、引きこもりの方が、親が亡くなったことをきっかけに、行政に相談して様々な手続きを行い、それがきっかけで引きこもりを脱出したって話でした。
詳しい内容は忘れてしまったのですが、
私はその話を聴いた時に、うちの子もきっとそうなるだろうな〜と思いました。
親は、子供のことが心配で、自分が亡くなった後に子供がちゃんと生きていけるように、と、
様々なことを自分で出来るように教えていくと思います。
でも、私は、うちの子供達が、もし私がいなくなっても、そのまま何もせずに餓死しないだろう、いざという時には誰かに助けて!と伝えるとか、自分なりに頑張って何かをするだろう、と思いました。
そこには、はっきり言ってなんの根拠もないのですが、ただ子供達を見ていると、信頼できる気がするのです。
だから私は、今急いで子供達に何かを教えるというよりも、
子供達に今できる限りの愛情を注ぐ、それだけを一生懸命やっている感じです。
きっと私に万が一の事があったら、
「今までいっぱいお世話になったんだから、今度は自分の力で頑張ろう!」と決意できるんじゃないかな、と思うんです。
もちろん、私は100才まで生きるつもりなので、いつかは子供達の出世払いも見届けることができると思ってはいるんですけどね😅
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根拠のないことを信じるって、実はなかなか難しいことです。
その人をよーく観察して、
まあ大丈夫だろう、と思える点をたくさん見つけて、そして本当にその人に愛情がなければ、信じることはできないと思うのです。
条件として、○○してくれるから信用するとか、○○できるから信じるとか、そういうことだと、
○○じゃない面が見えた時に崩れてしまいます。
条件つきの愛情ってそういうものだから、やっぱり相手にそこは読まれちゃいますよね。
そうなると、相手に対しての要求が止まらなくなります。なかなか信用することが出来なくなってしまいます。
そういう時におすすめなのは、
相手に要求するんじゃなくて、少し手を引いてみることです。
この人をほっといてみると、どんな行動するのかしら?
最初は試すようなことになるかもしれないけれど、「あれ?意外とこんなことができるんだ」と発見できることがあると思うんです。
それを見たら、ちょっと見直しちゃいますよね。その繰り返し、積み重ねで、だんだん信頼できるようになってくるんです。
何でもかんでも、指示して、失敗しないように心配ばかりしていたら、そういう一面を見ることが出来なくて、ますます不安になるだけ💦
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それから、親が根拠のないことを信じている姿を見ると、子供は「なんでそんなに信用できるの?」と疑問に思ってきます。
それでも、あなたを見ていれば自然に大丈夫だと思えるんだよね、と伝えると、
それがいい見本になって、だんだん子供も根拠のない自信を持つようになってくると思います。
親がこんなに信頼してくれる自分なんだから、たぶん自分は大丈夫だろう…
と、自己肯定感が上がってくると思います。
○○できない自分、
みんなと同じじゃない自分でも、まあいいじゃない?と思えるようになったら強いです。
あとは自分がいいと思うことを頑張るだけ。
何度挫折しても、自分なりに自分を信じて生きていくことができると思います。
でも、こんな自分じゃ駄目だと思っていたら、何事にも集中できないし、常に不安でいいパフォーマンスは発揮出来ません。