usagi-company-lab’s blog

最近は教育や社会の問題に興味があります。どうぞよろしくお願いいたします。

不登校の子供とトラウマ、私のトラウマ

こんにちは!
うさカンです。

今日はこちらの本の感想です。

こちらの本は、最初に言っちゃいますが、すごくよかったので、是非読んでみて欲しいです。

何かにトラウマを持っている人間って少なくないと思うのですが、軽いトラウマなら「嫌な思い出」くらいに言えるかもしれません。

でも、そのトラウマがあることで、生活に支障が出るのは、本人はとても苦しいですし、周りの支援も必要なんだと思います。

不登校になっている子供で、トラウマを持っている子は多いのではないでしょうか。

何か不登校になるほどの大きな事件があったり、そこで誰も味方がいない経験をすると、立ち直れなくなってしまいます。

特に、メインの大きなきっかけに立ち向かおうと頑張っている時に、周りの人が助けてくれなかったり、いろいろ言われたりすると、立ち向かう気持ちもなくなってしまうと思います。

例としてはイジメですよね。

イジメられたことはとても辛いし、
外野の友達が知ってて知らないふりをするとか、
イジメに加担してしまうとか、
そういう経験をすると、もう人を信頼することなんて出来ないし、その場所にはいられなくなってしまうと思います。

子供だから、悪気がなくても人を傷つけてしまうこともあるかもしれません。
でも、イジメは受け取る側が嫌だと思うことがイジメです。

そして重要なのは、
もし同じ経験を他の人がしても、トラウマになる可能性が充分にあるだろう、ということだと思います。なかなか本人にはそう考える余裕はないかもしれませんが、

あなたが悪い訳ではない。弱い訳でもない。
もしあなたと同じ経験をしたら、多くの人が同じようにトラウマになることだろう、と冷静に考えること。

それくらい辛い思いを抱えているんだよ。

*****

さて、トラウマを癒やすには、どうしたらいいのでしょう。

本書にいろいろ書いてあるので、とても参考になりました。

一番分かりやすいのは、ぬるい温泉に入っているような感じの環境を整えること。

熱すぎない、寒すぎない、心地よい温度のお湯でゆっくり体を温めるような感じ^_^

そういう温泉には、いつまでも入っていたいくらい気持ちがいい☆

だけど、一生温泉に入っている人なんて聞いたことがありません。

しっかり温まったら、「そろそろ出ようかな」と自然に思う時が来るし、また入り直すこともいつでもできると思えば、

とりあえず一旦出ようかな、なんて思うかもしれない。

家族も支援者も、そんな風に接したらいいのかもしれませんね。


*****

ところで、私にもトラウマがいくつかあるのですが、最近のトラウマをひとつ紹介します。

それは、2年前の子宮全摘手術の時のことです。

私は麻酔から覚めかけた時に、鼻が詰まっていて、呼吸がとても苦しい状態でした。
それで、それを一生懸命伝えているのに、声が出なくて伝わらなくて、溺れているような感覚でした。
それなのに、また眠らされて、さらに苦しい状態が続くし、助けてという言葉が伝わらなくて、本当に怖かったのです。

そして退院してからも、その経験がトラウマになって残っていて、すぐに呼吸が苦しくなってきました。
もうどんな手術も2度と無理!!と思って、でも手術しないと死んじゃうような病気になったらどうしよう…とさらに不安になってくる。

そして、そのうち、娘が喘息の咳で苦しそうなのを見るのが恐怖になってきました。
自分まで息苦しくなってきて、死にそうだと思っちゃうので、二人で苦しい状態でした😭


そんな私のトラウマも、だんだんと癒えてきました。きっかけはたぶん心療内科にかかったことかな。この先生なら信頼できる、分かってくれると思えたことです。(すぐにじゃないです。徐々にです)

それから、子供達が常に側にいてくれたこと。
毎日何もしなくても日にちが過ぎていったことなど。とにかく無理をすることを全部放棄しました。詳しくは私の過去のブログに記録してあります😅

そういう生活の中で、少しずつ、1ミリずつ回復してきたんだと思います。

自分のペースで、自分の選択で日常を過ごせたことがよかったのだと思います。


今は、たぶんトラウマも和らいで、
もし次にどうしても手術を受けなきゃいけなくなったとしても、同じ病院ではないだろうし、同じ医師、同じ看護士さんではなく、同じ状況にはならないだろう、と冷静に考えられるようになりました。そしてこの怖かった経験を事前に全部話して、配慮してもらえるようにお願いして、自分が安心してから手術できるだろう、と思っています。だから、そこまで怖くはなくなっています。


ただ、
やっぱりこういう溺れるほど息苦しい経験をしたから、コロナについてはものすごく警戒しています。
この経験は2度としたくないし、誰にもさせたくない!それほど大変な病気だと思うから。

しかも、それほど苦しくても入院も治療もしてもらえなくて、苦しい中で死んでいくなんて、考えただけでも恐ろしいです。
自分だけじゃなくて、家族がそんな苦しい状態になるのを見守るしかない、というのも、とっても恐怖です。

きっとこう思うのは、自分の経験があったからだと思います。

そういう経験がない人は、そこまで警戒しないんだろうし、コロナにかかって大変だった人は一生懸命苦しかったことを発信してくれていますね。


要するに、トラウマというのは、人を守る為にある、とも言えると思うのです。

あんなに辛かった経験を、2度としないように、心を守ろうと本能的に働いているんじゃないかなあ。

もう一度同じ経験をしたら、さらに大変なことになるよ、と教えてくれているんじゃないかなあ、そんな風に思いました。

でも、きっと時間が経つと、私のように少し冷静に考えられて、対処法が自分なりに考えられるようになったりして、そしてそこまで日常生活に影響しないようになってくるのかもしれません。

それでも今の非常事態のようになると、やっぱり蘇ってくることもあるけど、そこもまた冷静に見てる自分がいたりして。

そんな風になったりして毎日揺れています。


きっと人間は、辛いことにはトラウマを持つように出来ていて、それで充分心を守ってくれているのでしょう。

ある意味それは、正常な動きなんだと思います。

でも、人間はそれでもまた動き出せる力を持っているんだと思います。

そして人間を癒やすのはまた人間なんだそうです。温かい温泉のような人間関係であればいいですね。

急かさないで、その人のペースに委ねてくださいね。