こんにちは!
うさカンです。
2回に分けて、ポリヴェーガル理論について書きました。
usagi-company-lab.hatenablog.com
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文章にすると、とても難しいことですが、実は言ってることは、とうの昔から私が感覚的に分かっていたことだなあ、と思いました。
HSPという人間は、ひといちばい敏感な人で、社会の空気を読んだり、相手の気持ちを感じ取ったり、自分の身体の状態の変化にすぐに気がついたりします。
それは敏感さが特長でもあり、敏感ゆえに知りすぎてしまうことが生きづらさになることもあります。
私の視点からいくと、まず人の声色に敏感なことは当たり前です。
声のトーンや大きさ、同じセリフを聞いても、相手の調子や機嫌が分かってしまい、気を遣います。それが、ほぼ無意識で繰り返されるのです。
ですから、感情的な人といればいるほど疲れてしまいます。勝手に振り回されてしまいます。
そこに、低周波とか名前や理論がある、なんてことは知らなくとも、感覚的に分かることです。
逆に言えば、そういうことが簡単に分かるからこそ、相手には気を使える、無意識に相手の居心地のよさを演出できるという利点でもあると思います。
きっと私が感情的に怒ったり喧嘩しないのは、こういうことが優先されてしまうからなんだと思います。
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声だけではなく、あらゆる部分に敏感なことは、人間の危機を察知できる能力とも言えると思います。
私は数年前に、長女に加えて次女も集団生活に入れなくなってしまった時、とにかく子供たちのことに一生懸命でした。
自分の体の声を無視し続けてしまい、最終的に失神しました。
きっと体が悲鳴をあげてくれたんだと思います。
そこまで自分の体の危機を無視して頑張ってしまいました。
結局その失神をきっかけに、子宮筋腫の手術をすることになりました。
治療ができてよかったです。
体からしてみたら、やっと病院に行ってくれた、と思っているでしょう😅
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娘たちの、起立性調節障害、心因性頻尿という病気も、きっと体が心を守ってくれてるのかもしれないなと思います。
この集団生活は、居心地が良くない、安全を育めないと心が感じているサインだったのでしょう。
自分の気持ちを言うだけでは、なかなかその集団から逃げられない、と体が判断して反応したのかもしれません。
体が反応して、やりたいことが出来ないようにも見えますが、状況を察知するのが上手とも言えるんだと思います。
今の社会、学校のシステムじゃまずいぞ、と気が付かないまま大人になり、ひとたびトラウマ的なことがおこると、レジリエンスが発揮されないまま、8050問題みたいになっていってしまうのかもしれません。
でも、体の反応は正直だし、その調整を学んでこられなかった本人も悪くないと思うし、家族がうまく支援出来なかったことも理解できるし、うまく支援者に繋がらなかったのも残念です。
誰かが、体の素直な反応を認めてあげて、適切なサポートができたなら、と思います。
これまでの社会では、そこがないがしろにされてきたのでしょう。
きっとHSPの人は、そういう人の気持ちが分かるし、上手にサポートできる人材なのだと思います。
また非HSPの人でも、このポリヴェーガル理論を学べば、適切なサポートができるのではないでしょうか?
もしかしたら、今、何かのトラウマを抱えて引きこもっているような方たちは、人の痛みをキャッチするのも得意なんじゃないかな、と思います。
実は貴重な存在なのではないでしょうか。
社会に貢献できる大切なタイプの人だと思います。
そんな方が活躍できるようなサポートは必要だと思っています。