こんにちは!
うさカンです。
人はみんな子供の時の原体験があり、
それがよかったと思う人は、子育てを同じようにしたいと思い、
嫌だったと思う人は、代替的な子育てをするのかもしれません。
子育てする親の価値観って、そういうところにあるのかな、と思います。
私は自分が不登校になったことはありません。
たぶんあまりこだわりがなく、流されるタイプだったんだと思います。
でも16才でホームステイしたことは、私にとっては強い印象に残る体験だったのかもしれません。
アメリカの高校生活、小学校へお邪魔したこと、子供たちと遊んだこと、ベビーシッターのバイトをしたこと…
違う国の子供たちと触れ合い、子育てを見る機会があったことは、私にとっては貴重な体験だったようです。
その時は何も思っていなかったし、何も気付いていませんでした。教育や子育てに興味がある訳ではなく、そういう進路も全く考えませんでした。
だけど私が子育てをしてみたら、眠っていた私の中の何かが目覚めて、価値観として出てきたようです。この年齢になってようやく分かりました。
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私は普通のお母さん方のように、学校に行けないことがダメだとは思っていませんでした。
そういう意味では私は特に苦しむことなく、価値観を変える必要もなかったので、とてもラッキーだったと思います。
学校に行けない子供がいることは不公平だなあとは思いましたが、このシステムではしょうがないな、と感じていました。
うちの子たち、別に何も悪いことしてないのに、受け入れてもらえないんだから、しょうがないよね、って思っていました。
なんというか、アメリカの学校だったら行けたんじゃない?みたいな思いがあったのかもしれません。
そして私は家庭の中で、特に学校の勉強をさせなくても、子供たちが成長していく姿に感動しました。
こんなにしっかり成長するなら、学校行かなくても大丈夫じゃん!って思いました。
子供たちの教科書と言えば、ゲームやYou Tubeなどのインターネット。そこから「今、自分が知りたいこと」や「挑戦してみたい目標」などを勝手に見つけて、そこで一喜一憂しながら経験と知識を積み上げているんです。
人間って成長したい欲求が組み込まれているんだなーと驚きでした。
そして、私自身も、机で勉強したことよりも、アメリカでの体験がベースになって、言葉では説明出来ないような価値観や視野の広さ、人間の幸せや生き方のようなものを学んだんだな~と実感しました。
だから、子供たちも机で勉強しなくてもいい、と思うようになりました。
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そうは言っても、常識的な勉強が出来ていないと子供が将来困るでしょう、という意見は多数なのかな、と思います。
学年が上がるほどに追いつけなくなるから、勉強だけはやっておいたほうがいいよ、というアドバイスはよく聞きます。
でも私は子供たちがやる気になれば、その時から始めても追いつけると思っています。
年齢を重ねるほどに、小学校一年生の勉強は理解しやすく簡単になっていくと思います。
一年かけて学ぶべきことが、たった数ヶ月でできるようになると思います。
そうなるとすれば、義務教育を9年間やらなくても、数年で終わらせることも可能なんじゃないかな、と考えています。
そして、机に向かう、教科書やドリルを使って学ぶことをしていなくても、子供たちを見ているとけっこう学んでいるのです。体は成長してるけど、脳は幼児のままなんてことはありえなくて、その子のペースに合わせて能力も成長しているんです。
ゲームの中で計算もするし、戦略を立てたり研究もしたりしてるし、
You Tubeの中ではいろんな先生に様々な知識、出来事などを教えてもらい、テロップの漢字も読むし、あるあるとか、時事ネタとか、いろんな情報も入ってきます。
双方向ではないけど、人との交流を自然と見て学んだり、そういう考え方もあるんだな、と視野を広げたり、無限大に楽しく学んでいると思います。
もちろんそれは発達としては凸凹かもしれませんが、それで生きていけないことはないし、むしろ長所をとことん伸ばせるかもしれない、なんて考えていました。
そして今はAIの技術で、一体どこまでの勉強を実際に理解出来ているのか、ということまで分かる時代です。ますます個人のレベルやスピードに合わせて効率よく学べる!
だから、焦る必要は全くないと思います。
やりたいと思った時に、必要なことを学び始めるために、今は探究心を育て、学びの楽しさを知る、そういう人間としてのベースの部分に沢山栄養を与えている時期なんだと思います。
そこをしっかりしたほうが、のちのちの成長や自己満足度、幸福感につながるような気がしています。
なにか勉強したい!と思った時、人生の方向性が決まった時、今の時代ならAIの技術が助けてくれるから安心です。
学校でみんなと同じ時期に同じことをしなくても、フォローアップしてもらえる技術があるから、だからこそ人間はもっと多様に自由にのびのびと育てられるようになってきたのだと思います。
不登校の勉強についてお悩みの保護者の方に、このことをお伝えしたいと思います。
そのうち日本の教育全体が、このようになってくると思います。
そして、コミュニケーション、人間関係についても、家族でしっかり会話する時間があるのだから、忙しい親子よりもしっかり学べるかもしれません。
学校に行かないことはダメだと決めつけず、違う方法だからこそ学べることにも目を向けていきましょう!!
参考資料