こんにちは!
うさカンです。
今回はこちらの本の感想です😊
私は子どもがHSCだと知ったのは、今から7〜8年前に、娘が完全不登校になった頃でした。
それまでの一年間で、娘のことや私の子育てについて、いろいろアドバイスをもらってきましたが、娘の敏感さは赤ちゃんの時からだったし、それが悪いことではなく、そしてその子に合わせた子育てをしてきたことも悪かったわけではない、と知ることができてホッとしました。
私は娘が全然悪い子だとは思っていなかったし、
むしろ優しくて感受性が豊かないい子だと思ってきたから、学校に合わなくなっちゃっても、学校に行けなくなってしまったことも大丈夫だと救われたような気持ちになりました。
その頃は、不登校とかHSCについて、ほとんどの人が知らないし、考えもしない概念だったように思います。なので、ひとつひとつ自分なりに勉強していきました。
本を読んだり、相談に行ったり、講演会に参加したりして、今後どうしたらよいのか考えました。
その後、不登校は徐々に増えてきて、繊細さんという本と言葉がヒットして、少し知られるようになりました。
さらにコロナが始まってからは、毎日のように不登校やHSPのことを聴くようになりました。
でも、私にとってはけっこう違和感を感じてきて、ずっとモヤモヤしていました。
それは、敏感さが生きづらさと結びついて、ビジネス的にもビッグワードになり、なんか変な言い訳みたいで、雰囲気がしっくりこないのです。
私自身も敏感さや共感力、深い思考や感受性の高さもあるとは思います。それで苦労したこともいっぱいありました。
特に面談は苦手でしたが、
それでも自分をダメだとか不幸だとか思ったことはないし、いろいろ分かる人間でよかったと今は思っています。
繊細さはほとんどないので、繊細さんという言葉もなんかしっくりきません。
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そんな中で読んだこちらの本は、私の気持ちを随分と解明してくれました。
何故、娘は4年生までは楽しく学校へ通ってたのか、
入学間もなく、小学校デビュー?ってくらい、イキイキと眩しいくらいで、我が子ながらすごい!と思ったこと、
なのに突然5年生で落ち込んでしまったこと、
私が感じていた、学校の環境の変化、先生の教育方針がガラッと変わったことで、
娘にとって、安全な場所から、安心出来ない場所になってしまったんです。
だから、環境の変化に敏感で、感受性が強い娘は身動き出来なくなってしまったんですね。
感受性が強くない人が、周りの環境に左右されにくい、ということも
すごく理解できます。
HSCが環境によって、良くも悪くも精神的に影響を受けやすいことも
とても納得します。
環境がよい時には、ほんとご機嫌で、幸せ絶好調になるのだから、
やっぱり人より幸せを感じやすいんだな~と思います。
そして、私が学校改革にこだわってきた部分もここなんだな~と気付きました。
HSCだから不登校になる、ということではなく、
環境が悪いから不登校になる。
その証拠に、感受性もグラデーション、スペクトラムと言われているから、
きっとHSCじゃなくても、環境が悪ければ悪いほど、不登校は増えているのではないでしょうか。
きっと敏感な子から順番に、
もうこんな学校では我慢できない、楽しくない!と
うんざりするのではないでしょうか?
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じゃ、悪い学校ってなんなの?
というと、学校によっても様々なレベルがあると思います。
私が考えるには、
多様性があるか?自由度はあるか?
主体的に生きられる場所か?
そんなところでしょうか?
そして時代に合っているのか?
パワハラやいじめがなくて安心安全なのか?
学業のレベルが自分に合っているのか?
大きすぎるストレスがないか?
心身の健康を維持して先生方にも余裕があるのか?
これくらい、昭和の学校からぎゅうぎゅう詰めに変化してしまった学校が
多くあるってことかなーと私は思います。
そして、一度揺らいだ信頼関係は、学校が良くなってもすぐには戻れない、
適応できない、ということもあるし、
もう独自の学び方を習得して、学校へ行く必要性を感じなくなっちゃった子もいるよね。
頑固な大人よりも、柔軟な子どものほうが頭がよかったりして💦
大人になるって、柔軟性を持って他人を受け入れていくことかと
思っていました。
学校のポリシーやルール、
ちょっと頑固すぎませんか?