こんにちは!
うさカンです。
昨日読んだ本の続きの話をします。
usagi-company-lab.hatenablog.com
私の娘が不登校になった時、ネットでいろいろ調べたり、情報収集してるなかで、
明橋大二先生が、HSCの本を訳してらっしゃることを知り、購入しました。
そのあとに明橋先生の本も数冊読み、とても勉強になりました。
なのに、どういうわけか、HSPの心理学の中に、明橋先生のお名前が出てきません。
私は明橋先生が第一人者だと思っていたので、非常に不思議に思いました。
HSCの親にとっては、とても励まされる話だと思います。
もしかしたら、HSCやHSPの研究者の中にも派閥があるのかもしれません。
でも多くのお母さん方の先生になってくださったことは間違いないと私は思います。
ここでひとつ考えたのは、カウンセラービジネスについてです。
上記の本にも、この指摘がありました。
HSPが、どんどん怪しい方向に商業化に使われている。ということです。
それで思い出したのが、こちらです。
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ここからは私の勝手な考えですが、
たぶん昔の子育てには、「おばあちゃんの知恵袋」的なものが、代々伝わり、子育てが地域の互助関係で成り立っていたのではないか、と思うんです。
でも、時代の変化が早くて大きすぎて、今では勉強した人しかアドバイス出来ないくらい、専門的で難しくなったこと、
そして何でも商業主義になった世の中なんだと思うんです。
子育てくらい、社会の助けで、タダでできたらいいのですが、
主婦の身からしてみると、お金を稼がないと生活が成り立ちません。
難しい子育てをしてきた私が、何かできること、特技を活かしたいと思った時にできることはなんだろう?
こんな社会背景から、いろんなビジネスが生まれました。
そしてもう一つの事実は、公認心理師になろうと思ったら、
大学へ4年、大学院へ2年通わなければ試験を受けられないのです。
私も専門の勉強をしたいと思いましたが、お金も時間も到底無理です。
どうして学ぶ意欲があっても、学ぶ環境がないのでしょうか。
独学ではダメ(試験を受けられない)だし、こちらも商業主義なんでしょうか。
確かに国家資格はきちんと勉強して、ハードルもしっかりすべきなのは分かります。
でも、学校で6年間学べるのは、恵まれた人ではないでしょうか。
恵まれた人が、恵まれない人に寄り添うことって難しくないですか?
それに子育て経験のない方に子育て相談や支援をするのも、なかなか難しい気がします。もちろん、子育て経験があるからこそ、自分の経験や価値観で物を言う人もいるから、どっちがいいとは一概には言えません。
要するに、相談相手を選ぶのは、最終的には相談者なのではないか、と私は思います。
ただし、誰でもカウンセラーと名乗れると、一般の人には分かりにくいし、詐欺的な商売は危険です。
明橋先生のところの資格はカウンセラーではなく、アドバイザーです。
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という訳で、正解は分かりませんが、よく吟味して、相談したい人が見つかるといいな、と思います。
子育てには知識が必要だし、学校が親身になってくれるかどうかも運みたいなもの。
そして、現場は縦割りのため、私は市役所を渡り歩いたこともありました。
なんで一貫してないのかも分からないし、微妙なラインに納得出来ないこともありました。
でも社会の仕組みの中で生きていくしかありません。
子育てに苦しい親の気持ち、原因はこの辺ではないか、と推測しました…