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我が家の不登校日記です。最近は教育と社会問題に興味があります。どうぞよろしくおねがいします♪

社会で傷ついた不登校の心と親にできること

こんにちは😀
うさカンです。

不登校になると、理由はいろいろだと思いますが、子供の心はとても傷つくと思います。
特に小学校高学年以降のお子さんの場合、いろんな事がよく分かってくる年齢ですから、
自分が学校に受け入れられないとか、学校に安心できる居場所がないなどとなると、すごくダメな自分と受け止めてしまうと思います。

他の友達はみんな学校に馴染んでいるのに、それをできない自分を否定したり、自分の存在価値が分からなくなってしまいます。

本当は、大人だったら転職したり離婚したりと、居場所の選択肢はあるのですが、
子供の学校場合は、私立を選ばない限りは、
地域の学校やクラスの選択はありません。
決められた場所以外は基本的に選べません。

だから、苦しいだけじゃなくて、不登校しか逃げ場がなくなってしまいます。

ひとつしか知らない社会(学校、教室)からはみ出してしまうと、自分のこと全部を否定されたように感じて、

自分はなんのために産まれてきたのか、
なんで生きているのか、
と考えるようになります。


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それほど辛い思いをしている我が子に対して、親は何ができるでしょうか。

それは、実は社会(世界)は広くて、与えられた場所以外にも居場所はある、と教えてあげること、

そして、この子供の存在が尊いもの、無条件に愛されて歓迎されていることを伝える、

その二つかな〜と思います。

この二つを受け入れることができれば、
子供はまた自信を取り戻して、自分の道を歩むことができるようになります。

まずは親が上の二つを納得する必要がありますが、なかなか簡単ではありません。


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我が家の場合は、
子供の体調が明らかに悪かったので、
無理矢理泣いている子を引きずって学校に行かせるようなことはありませんでしたが、

はじめは私も娘がどう傷ついているかを理解するのに時間がかかりました。

私は、本を読んだり、いろんな方のブログを読んだり、不登校について、いろんな事をかなり学びました。でも一番役に立ったのは、夫の存在でした。

夫は、マイペースで、常に冷静で、おだやか。
私が家事ができていなくても全然怒りませんでした。

私のほうが、せっかちで、きちっとしたくて、イライラしてたと思います。

そんな私でも、夫はどんなときも私を否定しないし、私が頑張ってることに対してお疲れ様と言ってくれました。

そしてそういう経験をするうちに、
私はその居心地の良さを知り、感謝するようになりました。
そして、こういう風に夫にも子供にも接していけばいいんだ、と学びました。

ありのままを受け入れていくって言葉で言うのは簡単だけど、実際は相手がどんな状態でも受け入れるってとても難しいことだと思います。
言葉がキツくなったり文句を言ってしまうこともあると思います。

でも、夫が一切そういうことをしないでいてくれて、私に体験させてくれたから、私は知ることができました。変わることができたのだと思います。

今までの自分は頑張りすぎていて、
あれができる自分、
それをできた自分、という価値観でしか
自分を認めてこなかったんだと思います。

余裕もなくて、いっぱいいっぱいでした。

でも、経験は人を変える。
時間はかかるかもしれないけど、
もしパートナーや親子の関係がうまくいかない時は、
是非ありのままを受け入れる体験をさせてあげることをおすすめします。
大人だって子供だって自分をそのまま受け入れてもらう経験は嬉しいものです。
言葉で伝えてみてくださいね。きっと変わります。
私のように(^^)

不登校の子供が、
自分が産まれてきてよかったと思うこと、
自分の人生を誇りに思えること、
自分の存在を肯定的に感じること、

それがとても大切で、
それを支えてあげられるのは一番近い人だと思います。

お父さんもお母さんも子供たちも、
家族みんなが自分らしく生きることを知るのは素敵ですね!

みんな、『こんな自分』を認められることから、家族への優しさの循環が始まるのだと思います☺️