usagi-company-lab’s blog

我が家の不登校日記です。最近は教育と社会問題に興味があります。どうぞよろしくおねがいします♪

教育の多様性

こんにちは☺
うさカンです。

突然ですが、私が昔、アメリカの高校で物理の授業に出た時、驚いたことがありました。

それは、カードに公式を全部書いて持ち込み、計算機も持参して「テスト」を受けることでした。

日本だったら、公式を暗記するのがはじめの一歩で、それを紙に書いて持ち込んだら「カンニング」じゃないですか?

また、考え方を学ぶことがテーマで、グループでやり方を考えたり探ったり教え合うような授業でしたので、計算は計算機に任せる、重視されていませんでした。
日本では計算間違えで減点になったりするのにね。


私はアメリカでは英語に自信がなかったので、数学や物理など共通して理解できそうな理系科目とか、体育なんかをたくさん履修したんですけど、

学んだことは内容よりも、
「学び方って国によってこうも違うんだ~!」と知ったことだったみたい。

ようするに、肌で「多様性」を感じることばかりのスクールライフとなりました。

だから、その後長年 日本で暮らしていても、あまり日本の常識にはとらわれず、
「ところ変わればいろんな事があるよね~」と、何でも受け入れる人になったようです。

日本では、ほんとみんな同じような感じだけど、海外に出れば、様々な人種、文化、宗教があり、どれがいいとか悪いではなく、お互いに尊重するしか、みんなが納得しながら生きる道はないのです。

そして日本も少しずつ、そうなってきましたね。


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こんな私の考え方がベースにあることで、将来 子育てに役立つとは思ってもいませんでした。

けど、今の私は、やっぱり子供たちの「学び」についても、多様性が根本にあります。

あんなのもアリ、こんなのもアリ、という感じです。

ところで、学校に登校しない子供は「不登校」と呼ばれています。今、コロナ休校やいままでと違う生活様式になって、不登校が増えているようです。

よく考えてみると、学校側がオンラインで授業と決めれば、不登校の子供はいなくなるし、
対面授業と決めれば、学校に登校しない、できない子は不登校と言われる。
子供側はステイホームで何も変わらなくても、学校側の決断で子供の立場が変わるのですね。

そして「不登校」に対しては、親も学校の先生も一生懸命悩んだり問題扱いになったり…

不登校の概念って不思議なものです。


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そもそも、コロナの前から不登校が増えていたのは何故だろう。たくさんの当事者の親が考えてきたことだと思います。

いろんな専門家が解説されていますが、私が考えたことを書きたいと思います。

その昔、私が子供の頃は、テレビがひとつの娯楽でした。まだ録画機がなくて、テレビが1台だった時、生活はテレビの時間に合わせて行動していました。
何時から見たい番組があるから、それまでに宿題やっておこうとか、お風呂に先に入っちゃおうとか…
家族と見たいテレビの時間が重なれば、どちらかは見れないってことになりました。

ところが、録画が出来るようになったり、テレビの台数が増えたりして、私達の生活は便利になってきました。自分の生活にテレビ番組のほうが合わせてくれるような感じです。

そのうちに、ユーチューブなどのツールが出てきて、テレビプログラムのように決められた時間割に左右されず、好きな時に、好きなチャンネルを見ることができたりするようになりました。

人間のいろいろな生活が随分変わってきました。
自分が社会に合わせるのではなく、社会の中から自分の好きなことを好きなように選ぶ時代です。

それはワガママではなく、便利だし、何を選ぼうと個性が尊重される時代です。


こんなに変化した世の中なのに、
「学校」の中の教育はなかなか変わってきません。

決められたプログラムの中で、指示されたことをして、はみ出さないように教育される…

だけど、今の時代に育つ子供たちの中で、敏感な子供たちは、なんとなく時代に合わない教育に違和感を感じているのかもしれません。

なんで学校の中には、自分に合った選択肢がないんだろう…。


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我が家の長女は、小学校4年生まで楽しく学校に通っていました。
もちろん毎日毎日楽しいことばかりではなかったと思いますが、自発的に通っていたのは間違いありません。けっこう毎日楽しそうに行ってました。

学校の雰囲気、先生のタイプ、友達との関係が良ければ(自分に合えば)、楽しく通える子供は多いと思います。

一方で、しぶしぶ通う子供がいるのも事実だし、だんだん通えなくなる子供もいるのは残念です。

学校や先生、クラスなどが合うか合わないかを、運任せにするだけではなく、もっと沢山のタイプの子供が、自分に合ういろんな選択が出来て、個性を生かした楽しい学校、学びが出来たらいいのになあ…と思います。

公共事業は、公平性を大事にするあまり、なかなか良いこと(サービス)が伸びてこないと思います。
それでも今、公立の学校でも大きな改革をした学校が注目されています。

学校のシステムも今の時代に合う作りになったら、もっと多様な子供たちを受け入れる場所になるのではないかと思います。


もう少し書き足りないので、次回に続ける予定にします😊