こんにちは。
うさカンです。
不登校について、いろいろ考えて、私なりの意見を書いています。
過去記事もご覧ください。
usagi-company-lab.hatenablog.com
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さて、やっと「うわさの保護者会」で、
尾木ママと保護者たちがお話されていた、
実際に子供たちに接することに関して、考えてみたいと思います。
過去記事で書きましたように、現在の学校の様子を踏まえて、やっぱり学校がとても窮屈になっていると思います。
それは、行動に対する自由さが少なく、様々なタイプの子供たちに対する許容範囲も狭くなっているような気がします。
子供の成長は、年齢なりにピッタリではなく、子供それぞれに成長スピードは違い、個性もあります。
そこを認められずに、
出来ないのは、努力が足りない❗
ってことで、個人の成長具合を無視したり、
このままでは、あなたはダメな人間になっちゃうよ❗
って脅すような教育は、うまい子育てではありません。
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そういう教育の中でも、全然細かいことを気にせず、のびのびと過ごせる子供もいます。
他方、HSC (ひといちばい敏感な子) などは、社会の矛盾や窮屈さなど感じることが出来ます。
特別な理由が分からずに、余白の少ない学校から遠ざかりたい子供もいるのです。
また、人間関係につまずいてしまうと、
自己肯定感が極端に落ちてしまいます。
学校に行けない子供たちは、そんな状態だと思います。
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少し話は変わりますが、
実は私は、自分の子育てを否定されて、
ものすごーく落ち込んだことがあります。
それは人生初めての、
自分の性格を否定されたこと
他人の価値観を押し付けられたこと
こんな経験でした。
「自分のせいで、子供たちがダメになっている?」
この時の私は、
しばらく涙が止まらず、
常に上記のセリフを思い出してしまい、
目の前のことに集中出来なくて、
勝手に涙が出てくる。
食欲もないし、寝付くことも出来ない。
家事も何も手に付かず、
1日同じことをぐるぐる考えて、動けなくなりました。
そして、ショックって、こういうことなんだ、
って初めて知りました。
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学校に行けなくなってしまった子供たちも、
同じように、相当なショックだと思います。
人生初めての経験にあって、
どうしたらいいのか分からないし、
どうしようも動けない状態かもしれません。
そんな時、
「うわさの保護者会」番組内の悩みにあったような、
や
ゲーム三昧
になっても、それは生きてる証。
やっと生きてる、一生懸命生きてる証拠だと思います。
それさえも、出来ない人もいるでしょう。
まずは、目の前の子供の、傷ついている現実を、
そのまま、ありのままに受け入れてあげたいです。
その子供の周りには何人もの大人がいるのに、この子供を「こうなる前に」助けてあげられなかった。
大人みんなが、
あなた (学校が辛くなってしまった子供) に
「ごめんなさい」ですよね。
しっかり子供のことを理解して、何かいい解決をしてあげるべきでした。
マイノリティという言葉も知らないうちに、
理解しないうちに、自分がマイノリティになってしまったら、どうしたらよいのでしょうか…。
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昔聞いた、児童精神科の先生の言葉をご紹介します。
「子供は本来ずっと同じところに、じっとしていない」
「心が元気になれば、止めても勝手に動く」
こんな話を聞きました。
私は、
「確かに~」
って思いました。
子供だけでなく、大人でも、みんなそういう気持ちがあると思います。
心が不安な時は、ずっと安心な場所にいるのが心地よいと思います。
心が元気な時は、安心な場所や同じ姿勢でいるのが、「退屈」っていう気持ちになってくると思います。
もしかしたらバロメーターになるのかも💡
だから、自然とそういう気持ちの変化が出てくるまで待ってあげたり、必要なヘルプを医療機関などに繋げたりしてあげたらいいのかな~?って思います。
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もうひとつ、今度はある矯正歯科医に教えていただいた言葉です。
心が落ち込んでいる時、
真っ暗なところをぐるぐる回っていて、
同じところをぐるぐる回っているように見える。
毎日、
何も変わらず抜け出るところがないように見えるけど、
それは分からないくらい
なだらかな「スパイラル」になっていて、
本当は少しずつ違う軌道を回っている。
本人が納得できるくらい、好きなだけ、
ぐるぐる回ることが必要だとおっしゃっていました。
この先生は、歯科矯正技術を海外で学ばれたそうで、
日本の精神医学のやり方は分からないけど、と前提されていました。
薬で強制的に違う道へ連れて行っても、また同じところに戻ってしまう。
なんだか納得できる話だなって思いました。
とにかく、今は止まっているように見えても、実はぐるぐる回っているんだ。しかも、それはスパイラルなんだ。少しずつ少しずつ登っていくのかもしれない。
いつか出口が見えるかもしれない。
いつか自分で出口を探しに動きたくなる…。
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以上、いろいろな方の話を聞いた、私なりの考えを書いてきました。
学校に行く、行かないということは、その子供の人生がダメになることではありません。
今の時代、様々な生き方= 多様性が将来の売りになる!
今は辛いことがいろいろでも、その貴重な経験は、その人のキャリアになっていくと思います。
他の子供たちとは順番が違っていても、実はいろいろ考えながら人生を学んでいる「今」なのです。
いろんな形で大人になって、活躍されている方もたくさんいます。
勉強なんて、何歳でもできるし、方法だっていろいろある。
情報を沢山知っていたら、親も安心できると思います。
まずは心も体も元気になること、栄養をたっぷり取ること。
成長期に一番大切なことです!!
心が元気になったら、退屈してきて、次に何をやりたいか見えてきます☺
学校に傷ついてしまった子供たちは、簡単に周りの大人を信頼できなくなってしまったでしょう。
本当にごめんね。
とりあえず、ゆっくり休んでね。
そしたら、頑張ってる大人、あなたの味方になってくれる素敵な大人がいることも、見えてくると思います❗
そういう子供たちを育てるご両親は、いろいろな複雑な思いがあることは、当然だと思います。
納得いかないこと、いろいろありますよね。
それは次の記事にまとめて書いてみますね。
とりあえず、お子さんに対しては、ゆっくり優しく接していきましょう。
子供は何も悪くない!
誰でも、子供が産まれた瞬間に、
健康で元気な子であるように…
と願ったと思います。
長く静かに寝てると、
「ちゃんと呼吸してるかな?」
って顔を近づけて確認しましたよね(^_^)
息してるだけで嬉しかった。
子供がどんな状態でも、生きていてくれるだけで嬉しい!
そんな初心の気持ちを、いつまでも子供たちに伝えていきたいですね🎵