usagi-company-lab’s blog

我が家の不登校日記です。最近は教育と社会問題に興味があります。どうぞよろしくおねがいします♪

NHKスペシャル~不登校 44万人の衝撃の感想。パート1 保護者が学校を変えていくには。

こんにちは😃
うさカンです。

以前放送されたNHKスペシャルを録画してみました。
私なりの感想や考えたことを書きたいと思います。

www6.nhk.or.jp

*****

私はこの番組を視聴してみて、
苦しむ子供たちの声を大人が理解していないことにびっくりしました。

辛そうな子供に共感して、思わず涙が出てきちゃいました。

大人って年齢は重ねているけれど、なかなか他者を理解するのは難しいんだなあ…と改めて感じました。

自分が経験していないことを理解するのは、とても難しいし、どう対応したらいいのか分かりません。

*****

自分が関係していないことを知るのは難しいし、自分のメガネを通して見ていると、なかなか想像できないことがありますが、それはもしかしたら、視野を広げて、いろんな人の話を聞いてみるといいのかもしれないなって思います。

一見関係ないことのようでも、いろいろと学ぶことがあったり、私もいろんな人からヒントをもらってきました。

だから、自分が学校に入ると、違和感が分かるようになってきて、

「きっと子供たちはこういうところが辛いんだろうな~」と感じるポイントがあります。

ルールや雰囲気、先生方の考え方など、初めからあることは、ついついそのまま受け入れていて、自分に困りごとがないと、なんとも思わないし気付かないんだと思います。

でも本当は、そういうことに理由があって、どんどん不登校の数が増えているのではないでしょうか?

不登校は子供の学校に対する「ボイコット」だと、番組内で言っていましたが、実は学校が嫌いな子は少なくて、自分が「ボイコット」になってしまうことに傷ついている子もいます。

子供の居場所として、番組で紹介されていたような校内フリースクールもいいと思いますし、学校全体が、フリースクールの主旨のような場所になるといいなあ~と思います。

学校が安全安心で、楽しく寛容であるならば、喜んで通う子供たちが増えると思います。

まずは、何をどう教えるか、よりも、
子供が毎日行きたくなるような場所を提供できるか?ってことに重点を置いてほしいと思います。

このシステムに、ついてこれる子だけ受け入れるのではなく、システムを柔軟にして誰にとっても居心地よい場所を作る必要があると思います。

学校で子供が享受できることは、大人から子供への様々なサービス (勉強、運動、体験、栄養、健康診断など…)だと思うから。これは誰でも受け取ることができるようにしてほしいと思いました。

*****

その為にできること、

まずは、親が頑張ることかな?って思いました。
学校の中で、これは変じゃない?って思うことや、うちの子には難しいと感じることを、先生に伝えていくこと。

私は昔はそういうことは特別扱いで無理なんじゃないか?って思っていました。
また、子供のほうも、特別扱いされるのは嫌だ、余計に目立ってしまう、と思っていたと思います。

でも、大人も子供も、バリアフリーからユニバーサルデザインの考え方に変わってみれば、特別扱いではなくなるのです。

ここに段差があるから車椅子の人が通れない、ではなく、ここに段差がなければ、車椅子の方もベビーカーもお年寄りも、足の怪我の若者にも通りやすい空間ができる!という考え方。

誰か一人が不自由さに声をあげて、対応してもらえたら、みんなの生きやすさにつながる…

そういうことを、先生方に教えてあげる気持ちで、一つ一つ伝えていけば、小さなことの積み重ねで、みんなが通いたくなる学校ができるんじゃないかしら?

実は、不登校の子供も親も、とても優しくて遠慮しがち。

周りを気にせず、ルールを守らなくても堂々といられる子は、不登校にはなりにくいと思います。

不登校の保護者は、モンスターピアレンツにならないように、常に気を使い、いろいろ我慢することもあると思います。

でも、そういう配慮ができる人たちだからこそ、学校のキツイところにも良く気付くのではないでしょうか?

忙しい現場に入っている先生は、もちろん専門的に勉強されていると思いますが、同じ現場にいると、昔から比べて少しずつ社会が変容していること、子供たちに歪みがきていることに気付きにくいかもしれません。

優しく教えてあげる、または、情報を共有するスタンスで、学校にしっかり伝えること。

私たちは、税金や学費を払っているのだから、子供の居場所として機能してもらう権利があるし、居心地よく過ごしていいのだと思います。

不登校の親が面談や電話で学校や教育委員会などと話すことは、胃が痛くなるような作業ですが…

私もそのことがストレスで眠れない夜が何度もありましたが。

でも、これだけ多くの子供が不登校、または不登校予備軍になっているんだから、親が一言伝えることは、自分の子供を守ることはもちろん、
他の子供を救うことにもつながると思うし、もしかしたら、自分の孫やひ孫を救うことにもなるかもしれません。

個人 対 学校って思うと、とても気が重くて大変だけど…
みんなで少しずつの分担って思ってみてはどうでしょうか?

居心地よい、勉強環境のよい学校を作る為の、親のユニオンだと思って…
頑張れるところは 前向きに頑張りましょう❗

そういう考え方で、少しは気持ちが軽く思える保護者の皆様がいらしたら、とても嬉しいと思いました。

私も、自分の子供のため、そして誰かの役に立つと思って、できることをやっていこうと思います。


(残念ながら、まだまだ…
親もくたびれないように、相手を選ぶ必要はありますね。)

* 次の記事に続きます。是非読んでください😊