こんにちは!
うさカンです。
先日、私は夢を見ました。
私はよく、自分が学生になっている夢を見るんですが、今回の夢では自分が中3でした。
中1中2は学校に通っていなかった(たぶん体調不良で)けど、中3の初日に、「ちょっと学校に行ってみようかな」と思って、朝、家を出ました。
それで、バス通学だったのですが、バス停までに友達に会います。みんな驚いています。でも優しく話してくれました。
そしてバスに乗ったら、降り方がややこしくて分かりません。運転手さんと友達に助けてもらって、なんとか下車しました。
学校に着いたものの、のろのろしてたら学校は始まってしまい、私一人ぽつーん。
クラスの確認の仕方が分からず、職員室へ行って、クラスを教えてもらいました。
支援の先生が寄ってきて、とても優しかったです。
そこで目が覚めました。
その夢の中で、私の気持ちはどんなだったかというと、
全てのことが新鮮で「楽しい」し「面白い」でした。
みんなと同じことが出来ていないけど、見るもの全てが「へ〜中学校ってこんな感じなんだあ」と思っていました。
私はもともと好奇心旺盛なので、そんなふうに思ったんだと思います。
そして、こういう感じに「面白がれる」子供たちは多いんだと思います。
だから、みんな学校に通い、集まってくるのかな、と思います。
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少し前ですが、あるママ友と話していた時に、
そのお子さんのことを
「毎日学校に通って偉いね〜」と私は言いました。なにしろ学校までは遠くて通うのが大変なんです。
でも、それは大人から見たらという、大人の目であることが分かりました。
そのママが、
「学校は楽しいみたいよ、だから行くんじゃない?」
なるほど、遠くても楽しいと思えば、何も苦ではないですね。
そういえば、うちの長女も、毎日楽しく学校に通っていたんだった!長い道のりも、毎日お友達とおしゃべりして、楽しそうに通っていました。
もちろん、どの子にとっても学校は楽しいことだけではなく、いろんな事があるでしょう。
その時は辛いと思うこともあるでしょう。
でも、友達や先生に支えられたり、なんだかんだと日々は流れて、なんとなく学校に通えるものなのかもしれません。
大半の子供は、学校が面白くて、
「また行こうかな」と思う場所なのかもね。
夢で見た私のように…
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ところで、子供たちの中で、少数派ですが、敏感な人がいます。
何に敏感なのかは、人によって違います。
生まれつき、脳のセンサーが敏感で、様々なことに対する「苦手」が出てきてしまいます。
普通の人には気にならないことでも、すごく敏感にキャッチしてしまい、それが苦痛に感じてしまうことがあります。
そういう人たちを「HSC」と言います。
Highly Sensitive Childの略です。
大人になると、childではなく、person「HSP」になります。
これは病気ではないので、大人になっても治りません。でも気持ちの持ち方、考え方を変えていくことで、うまく付き合えることもあります。
ただ、学校のような集団生活だと、
苦手に感じることが多くて苦労することもあると思います。
ある人は辛すぎて居られなくなったり、ストレスから体に異変を感じてしまいます。
ここで、HSPの方の感じ方が分かる動画をひとつ紹介します。
【告白】生まれつき感受性が豊か過ぎる体質HSPでした【しらスタ】
しらスタさんは、今ボイストレーナーです。
動画の中でも言っていましたが、繊細な音の聴き分けができる能力を生かしているみたいです。
HSPの敏感さの対象は、人によって様々なので、この方と同じ敏感さに共感したり、全然違ったり、すると思います。
でも、私はこの動画を見て、パーソナリティが独特で面白いって思ったんです😀
しゃべり方が明るくて楽しい🎶
そうなんです。
HSCの子供たちも、学校に行けないような子供でも、面白くて楽しい子供はたくさんいるし、静かなだけではないし、学校が嫌いってわけじゃないこともあるんです。
私は、本当は学校で楽しみたいのに、それができない娘を見ると、ちょっと可哀相だと思ってしまいます。
学校にこだわる必要はないけど、娘にも娘なりに楽しめる場所があったらいいのになあ、と常に思っています。
子供はみんな祝福されて産まれてきてくれて、私たち家族の宝です。
生まれ持った気質があっても、同じ人間だし、何も悪いことをしているわけじゃないし、のびのびと面白く楽しく生きていってほしいです。
また、我が家は今は親子で勉強していますが、
できれば勉強は別の人に習ってほしいです。
親子関係のなかでは、どうしても甘えが出てしまい、出来ることも出来なくて伸びないこともあります。
他人に認められたり褒められたりする経験も欲しいです。
だから、私は学校のような居場所が欲しいな〜
あったらいいな、と思っています。
娘にも、そういう体験をさせてあげたいな。
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- 作者:高田明和
- 発売日: 2020/01/31
- メディア: 単行本
こちらの本を読みました。
HSCと発達障害は、出てくる行動が似ていることもあり、混同されていることもあります。
もしグレーゾーンだったら、いったいどっちなんだろう、と気になるでしょう。
私も子供たちを育てながら、気になることがあり、興味がありました。
でも、HSCと発達障害は、根本的には全然違うので、勉強すればするほど、うちの子供たちは発達障害ではなくHSCだなあ、と実感します。
「理由」がわかれば理解できます。
HSCも発達障害も、どちらが良い悪いではありません。
HSCと発達障害の違いが区別つかない人もいると思いますが、そこに線を引くことが大事なのではないと思います。(もちろん分かったほうが適切な支援はしやすいかな?)
どちらの特性でも、それを生かして大成功している人が、本書でもたくさん紹介されていました。
特性を生かした育て方ができれば、子供は伸びるし、自立した大人になれるでしょう。
特性は、同じHSC、同じ発達障害の中でもいろいろあると思います。
学校という集団の中では、みんなと同じことができることに最大の価値(同調圧力)だとされていて、社会に出ると突然、個性を出せ!と言われるのは、なんか育て方が違いますよね。
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本書にも書いてありましたが、(143ページ)
現代はスピード社会で、早くできる、すぐに答えが出ることが当たり前で、そこに価値があるとされています。
一方で、ゆったり生きることに豊かさを感じる人もいます。
何もない、のんびりが贅沢…
「スローライフ」を大切に生きる人もいます。
子育ては、すぐには答えは出ないし、特性に合わせて、それを生かして育てなければ、子供は潰れてしまいます。
今年の学校の勉強スピードはすごい早かった。
そして、ある一定の枠からはみ出す子は、どんどん追い出される。何故なら、みんな一緒じゃないと育てるのに効率が悪くて、もっと人手が必要になっちゃうから。
だけど本当は、はみ出すくらいの勢いがある子や、特別な特性を生かせることのほうが、社会は発展していくんじゃないかな?
この本では、そんなことが詳しく書いてあり、とても安心できました。
特性があるからすごいということでもなく、
どんな子供も人間も、みんな特長があるんだから、それを潰すのではなく、生かせる場があるといいな〜と思います。
今日は少し長くなりました💦
最後まで読んでくださり、ありがとうございました☺️✨