こんにちは!
うさカンです。
自律神経に関する本を読んでいて、様々な方向から考えてみて、HSCの子育てについて考えたことがありました。
HSCの子供達は、ひといちばい敏感です。
何に敏感なのかは子供によって違うのかもしれません。でも脳の仕組みとして、敏感なセンサーが搭載されていて、たいていの人より感覚が鋭かったり感じやすくなっています。
それはいいことも悪いこともいろいろ。
細かい違いを見分けたり、聞き分けたり、嗅ぎ分けたりできるとか、
深い洞察力や感受性を芸術面に生かしたりとか、いい刺激も沢山あります。
ただ、いくらいいことであっても、その能力に疲れてしまうことも多いです。とにかくいつも機敏に反応しているようなもんなんです。
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そんなことからか、娘は自律神経に関係するような病気になりました。
長女は起立性調節障害、次女は心因性頻尿という形となって現れてしまいました。
自律神経を勉強していくと、
自律神経を鍛えるという考えではなく、
自律神経のバランスを整えるということが大切なんだと分かります。
特に、刺激やストレスなどは交感神経が反応するので、副交感神経が働きにくくなってしまいます。だから、いかに家庭でリラックスできるかが大切なんだと思いました。
また、私は娘の子育てとして、自我をはっきりさせて、自己肯定感を高めることもとても大事だと思いました。
ある程度、しっかりと自分があれば、
人の気持ちに左右される振り幅も小さくなったり、聞き流せるようになると思うんです。
お友達に言われること、動作を見るだけで感じること、読める心や空気、そして先生など大人のやり方もよーく見ています。
全ての情報をキャッチして、それを自分ごととして受け止めたり、自分が悪かったのではないかと責任を感じていたら、身が持ちません💦
いろいろと感じてしまうのはしょうがないのですが、それをどう処理していくか、というところは練習が必要なのかな、と思います。
その時に、しっかりと自分は自分!と自信が持てていれば、他人の感情や些細な言葉に振り回されなくなると思うのです。
私はやりたいことがしっかりと出来ている、
私は自分で道を選んでいる、
それが、「私はワタシ」という考えにつながっていくと思います。
また、感情が繊細であるからこそ、他人の気持ちを慮ることができるので、多様性を理解するのも得意だと思います。
ひとりひとりの命を誰も否定しない、相手の気持ちになって尊重できる、
これは、周りの人に振り回されるということではなく、「みんな違ってみんないい」を理解することだと思うのです。
みんなが違っていいということは、
「どんな自分でもしっかり認められる」というところにつながっていくと思います。
このふたつの軸があれば、
刺激やストレスに振り回されることない、
でも細やかに気を使える、
そんな素敵なHSC像になっていくのかな、
と思いました。
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ところで、そんな理想論を言っても、
なかなか集団生活のなかで、そういうことを育てるのは難しいのかもしれないな、と感じました。
どうしても学校というところには、まだまだ多様性が少なくて、人と比べることばかりだからです。
もちろんそれが適度な刺激になって、「楽しい」と感じる子供も多いと思います。
人間には適度な刺激、ストレスがないと、退屈でおかしくなってしまいます。
でも、HSCの子にとっては、学校の刺激が大きすぎて、「楽しい」ではなく、「我慢の連続」という子も多いです。
大きすぎるストレスは、自律神経のバランスを壊してしまって、様々な症状を引き起こします。
そこで私が考えたのは、
我が家の娘の場合は、まずは学校に通わず、
自我と自己肯定感をしっかり身につけて、
自律神経の幹を太くしておいて、それから徐々に集団生活に慣れていく、という方法です。
わざわざ初めから大きな刺激を求めに行かなくても、小さな刺激から練習すればいいし、
別にみんなと同じラインまで行かなくたって、
大人になれば道はいくらだってあります。
でも、小さな時から常に自律神経が不調だと、
体調不良を繰り返すだけでも自分に自信がなくなってしまいます。とても苦しいですし。
自律神経との付き合いは、死ぬまで続くでしょう。大人になった時に、うまく自律神経と付き合えるようになっていたら、その後の長い人生がとてもハッピーに暮らせるでしょう。
いつまでもいつまでも、自分の過ごし方が分からなくて、みんなに合わせて、社会のルールに縛られて生きていたら、一生不定愁訴かもしれません😖
そう考えたら、
まずはしっかり幹を作って、その後の枝葉に揺られてすぐに倒れてしまわないような丈夫な木をゆっくり育てていくのもアリなんじゃないかと思いました。
私はそんな子育てをしているんじゃないか、と気が付きました。
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私も自律神経に振り回されるHSPだったようですが、そんなことは全く知らずに生きてきました。
そしていつも自分の不定愁訴に悩む度に、
「なんで、なんで?」とパニックになったり、自分を責めて生きてきました。
いつも限界まで頑張って、体を壊す、
自律神経はそんなに簡単に立ち直りません。
もし、私が昔の自分に教えるとしたら、
「簡単だよ、毎日頑張り過ぎないで、きちんと夜には休養すればいいんだよ」
と言いたいです😅
昼間に同じストレスを受けても、
夜にちゃんと副交感神経のスイッチを入れて
休養したり気分転換できる人は、
うつ病にはならないんだそうです。
でも、そういうことを知らないうちに、
夜も明日のことを考えて緊張していると、
体が持たなくて、脳も疲れて、
そして壊れてしまうんですね。
そんな簡単なことを、私はこれまで知りませんでした。
(それが簡単じゃないのだけど)
頑張れるだけ頑張るのが「いい子」なんだと思ってきた気がします。
という訳で、
子育てにも自律神経の知識を取り入れて、
大事な子供達を守りながらも、うまく育てていきたいな、と思いました。