usagi-company-lab’s blog

我が家の不登校日記です。最近は教育と社会問題に興味があります。どうぞよろしくおねがいします♪

学校の先生へ

こんにちは!
うさカンです。

先日、たまたま ある学校の先生のSNS発信を見ました。

その先生は、とても子供たちのことを思っていて、管理職に褒められるクラス運営は、自分が優れている訳ではなく、子供たちの頑張りの評価だとおっしゃっていました。

そして、たぶん小学校中学年の担任のようで、三学期は立派な高学年に仕上げるために、また気合いを入れて頑張ろう!!

という熱血っぷりでした。

きっと子供たちはどんどん伸びて、こういう先生は保護者にも人気があります。

クラスみんな、誰も取りこぼさず、みんなで成長していこう!と、いろいろ研究して、やり甲斐もあるんだと思います。

子供の成長って、ほんとに素晴らしいし、元気をもらえます。


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ところが、ほんとに少数だと思いますが、
こういう体育会系の熱血な先生が苦手なタイプの子供がいます。

我が家の子供たちは、まさにそんな子。
そして、私も子供たちが不登校になって、
普通以上に毎日毎日先生と関わるようになって、

「これは辛いわ…」

と思いました。

子供たちの気持ちが分かるからこそ、私は割とすんなり、不登校を受け入れました。

では何故、こんな熱心な先生が苦手だと思ってしまうのでしょうか。


その理由のひとつは、団体行動、連帯責任です。

まあ、これは先生がこう決めたのではなく、日本の教育システムなんですけどね。

でも、クラス運営が素晴らしいということは、
クラスがバラバラではなく、うまくまとまっている、ということですよね。

それは日本の学校ではとても評価されるし、大半の子供たちが「楽しい!」と思うことです。

クラスが仲良くて、いつもみんなで盛り上がっていて、いいテンション。


でも、実はそれが上位数パーセント、下位数パーセントの我慢の上に成り立っているかもしれないんです。

例えば、新年と言えば、大縄跳び大会とか、百人一首大会とか、クラス単位の団体競技

そういう時に、それが苦手な子で、それを気にするタイプの子にとっては地獄です。

先生は「やれば出来る!」と思っている。
「一位を目指して、子供たちが休み時間にも自主的に練習してがんばっている!」

という環境だとしたら、
「出来ません」とは言いにくいし、
自分のせいでクラスに迷惑をかけてしまうことが、とても心苦しいのです。

逃げ場がなくて、居場所がなくなってしまいます。

そうやって苦しんでいる子を見て、
得意な子、出来る子は、とてもイライラするでしょう。
もっと頑張りたい、もっと上を目指したい!というストレスがあるでしょう。


例えば、書き初めやマラソンなどは、
個人競技だと思うので、苦手でも個人の成果だし、嫌なら練習せずに当日だけ我慢するとか休むとか、やり方は選べるかもしれません。

自分が下手でも、誰にも責められなくて、誰にも迷惑をかけないのなら、そこには真の自由があると思います。


ところが日本の学校では、クラス単位の行事が多くて、先生が適当ではだめなタイプだと…


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という訳で、
私の正直な気持ちを書かせてもらいました。

私の娘たちは、本当は友達との交流がずっと欲しいと思っているし、人間嫌いでもないのですが、人に迷惑をかけることが嫌で、どんどん集団から離れてしまいました。

でも、もう少し、個人の能力というか個人主義がある中の環境ならば、自分を大切にしながらも、お互いの苦手を助け合う喜びも経験できるのかな?なんて思います。

ガチガチのクラス団結って必要なのかなあ?

日本社会で生きる術のような気もするけど、
やっぱりデジタルが入ってきて、働き方も世界とますます繋がるようになって多様性がうまれてきたと思うし、日本式という色も少しずつ薄まっていくのかな~?と思ったりしています。

高度成長期は、日本人のいいところ、特色が発揮できたと思うけど、悲しいかな時代はどんどん変わっていく。

そこで、マイノリティでも少し生きやすくなるかもしれませんね。

どうか、人間が一律ではなく、多様性があることが悪いことではない、という価値観が、小学校のうちから認められるようになってきますように。

高学年だからといって、成長や発達には個人差があることや、性格や特性がいろいろなことが否定されないように、そんな学校になって欲しいと思います。

自由な雰囲気や、選べる環境があれば、
間違いなく不登校の子は減るでしょう。

もっと酷いのは、不登校になることも出来ずに亡くなってしまう子だと思います。

みんなと同じように出来ない自分が駄目なのではなく、みんな違ってみんないい、それが人間というものでしょう。規格ロボットではないんだから。

先生も子どもたちも、バーンアウトしないように、気合いの入れすぎには注意してもらいたいです。


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さて、今年も沢山の方に読んでいただいて、ありがとうございました。
私個人の意見は、みなさんと違うこともあったかもしれませんが、
「そんな人もいるんだな」と面白がっていただけたら嬉しいです。

また来年も、いろんな話を私なりに発信していきたいと思っています。
またお付き合いいただけたらいいな♪

よろしくおねがいしますね^_^

お正月明けたら、またここでお会いしましょう。

インスタグラムの更新だけは、年末年始も続けるつもりです。
よかったら、遊びに来てくださいね💕

素敵な時間をお過ごしください。