usagi-company-lab’s blog

我が家の不登校日記です。最近は教育と社会問題に興味があります。どうぞよろしくおねがいします♪

冬休みの宿題、やりますか?

こんにちは!

うさカンです。

 

我が家の子どもたちは、ホームスクールしています。

学校へ通わず(不登校)おうちでアクティブラーニングをしています。

アクティブラーニングとは、主体的な学び。自分が学びたいと思ったことを、自分の方法で、好きなだけ深く知ること、考えること、そんな毎日です。

 

現在、長女は高校三年生の年ですが、特に学校には所属せずに、自分の考えのもと進んでいます。

 

自分で目標や締切を決めて、より良く描けるように絵を研究しながら、SNSで発表しているようです。

 

次女は小学校四年生の年です、こちらも学校へは通っていません、

最近は、Switchのオンラインに加入して、仲間を見つけてゲームが出来るようになりました。知らない人と出会って一緒にゲームをするのは、とても緊張するようですが、勇気を出すからこそ楽しい時間が持てることを実感しているようです。

 

娘が好きなゲームは、今はスプラトゥーン3とマリオメーカー

スプラトゥーンでは、色塗りの戦略を考えたり、武器などの分析をして楽しんでいるよう。

 

マリオメーカーでは、色んなゲームを作った人の作品を体験したりしているようです。

また他人の作品をヒントに、また自分のオリジナルゲーム作りに挑戦したり…

 

とにかく、本人は楽しく遊んでいるだけだと思っていますが、

これからの社会に生きる為のスキルをひとつずつ習得しているように見えます。

 

ゲーム以外では、You Tubeをヒントに、料理やレジンアクセサリー作り、あとは字を書いたり絵を描いたり、なにか作品を作ってみたり…

毎日飽きることなく、様々なことに挑戦して、とっても楽しそう。

たくましいなあ、と思います。

 

*****

 

さて、こんな毎日を送る我が家に、先週突然学校の先生が家庭訪問してくださいました。プリント6枚持って届けに来てくださいました。

 

突然すぎて、意図がよくわかりませんでしたが、きっと勉強が難しくなってきて心配してくださったのでしょう。

娘は自分なりにマイペースに生きることに満足していて、学校との交流は特に希望していません。

なので登校することがないので、先生のほうが来てくださるようになった今年度。

 

来てくださるのなら、拒否することもなく、積極的に関わる様子もなく、平行線でした💦

 

娘が娘なりに成長してることは私には分かっていますが、わざわざ面談したりして先生に報告することもなくなり、コロナや先生の業務の忙しさもあるし、私も不便を感じていないので、このまま丁度良い距離感なのかな〜と思っていました。

 

さて、この宿題どうするか?

期限は一週間後。また家庭訪問してくださるとのこと。

その時(終業式の今日)今度は冬休みの宿題と成績表を持ってきてくださるそうです。

 

一週間で漢字と分数のプリントを、やるかやらないか…

私はどう接しようか迷いました。

娘はどう考えるかなあ?

 

まあ、全ては娘の様子次第かな。

 

やりたいと思えば手伝うし、嫌だと思うならまたタイミングを見直せばいい。

 

だけど、やっぱり先生がせっかく届けてくれたこと、また取りに来ることは、娘にとってはプレッシャーなのは事実。スルーすることが出来ない性格。

 

そのせいか分かりませんが、この一週間は夜中にグズグズ夢にうなされていました。

 

でも、社会に生きてればそんなこともあるでしょう。

私は前もって道を整備して、石ころをどけておくような教育は目指していません。

 

いろんなタイミングで外からの刺激を受けて、それにどう対処するのかを伴走してあげることが人生勉強だと思います。

 

刺激があるからこそ、考えて選択する、その繰り返しですよね。

もちろん刺激が多すぎる場合は調整が必要だけど、そこの選択も自分の能力に応じて自分で出来るように育てたい…と思うので、基本的には来るもの拒まず、本人次第😅

 

 

*****

そうは言っても、やっぱりスルーはしたくない娘。

でもやりたくないけど、やりたい。そんな魔法はありません💦

「ママが全部やってあげようか?」なんて言ってあげると、やる気になるタイプです。正しさを一番意識する、手抜き出来ない、ズル出来ない人😂

 

なので娘に伝えたことは、

 

「世の中には、成績表も宿題もない学校があるんだよ」

「教科書を使わず、プロジェクトベースでアクティブラーニングしてる学校もあるんだよ」

「そういう学校に行きたくて移住する人もいるんだよ」

 

という事実は伝えておきました。

 

決して娘の選択は間違いでも悪いことでもないし、プリントに意味があるかどうかはその人次第。

 

それを知った上で、どういう選択をしたいのか考えたらいいと思うよ、と伝えました。

 

もちろん先生は、プリント出来ない子がダメな子だとメッセージを送ってきた訳じゃないということは、理解しておいたほうがいいと思います。

 

そしてこの「きっかけ」をどう活用出来そうなのか、見てみたいな、と思いました。

 

娘がうなされてるのは、少し悩んだものの、日中は普段と変わらず楽しそうに過ごしている。でも、常にプリントやらなきゃ、と思い出す。

 

「だったらやっちゃったほうが早いじゃん!!」と大抵の人は悩む時間がもったいないことだと受け止めるでしょう。

 

そこは時間がたっぷりある不登校の特権。

 

常に自分の人生の時間をどう使っていきたいか、自分の幸せってなんだろう?と主体的に生きることについて向き合っています。

 

学校の当たり前に流されてる場合ではありません。

 

*****

 

結局、娘は漢字プリントに手を付け、読めるけど書けない漢字をアイパッドでひとつひとつ調べて記入していました。

 

分数のほうは、私と一緒にやりました。

分数の計算は日常生活でけっこう使っています。

ケーキを何等分にするか問題は、クリスマスのたびに直面する問題です😁

 

ですが、その概念を理解できていないことに気付きました。

計算はなんとなくできても、分数の意味が分かってないな、と思いました。

8分の1のケーキも、ホールケーキも「一個」は一個。

でも大きさが違うんだよね。

何人で分けるのか、独り占めするのか、どっちがお得なのか…

そういうことを考える為には、整数じゃない概念も必要なんだね、ということを理解しました。

 

そんなことは大人の私には自然とわかっていること。

不思議だなあ、と思いつつ、やっぱり教科書ってすごいんだな〜。

体系的に、きちんと自然と理解出来るようにできているのでしょう。

 

でも今回は教科書を見ないでプリントに向かったので、親も子も試行錯誤しながら、やっと理解していきました。

 

そして、これこそがアクティブラーニングだと思うのです。

 

教科書通りに習えば、とても効率的で不思議なほど洗練されてて分かりやすいのは当たり前です。

 

でも、その流れで、娘がどこにつまずき、どこが難しいのかは発見するのが難しいかもしれない。そして試行錯誤するからこそ、深く考えてみたり、それが深く記憶に残って理解につながるのだと思いました。

 

何より、マニュアルがないことで、私自身がとても勉強になりました😅

 

 

子どもには子どものタイミングがあって、生きていく為に必要なことは、順番に学んでいくのでしょう。

 

でも、学校に頼らずワンオペだと大変って思う親は多いと思います。

そんな時間、ほんとは無くていいのだと思います。

だって教えなくても子どもは自分で学んでいくから。

たまに伴走してあげたら充分だと思います。

そのほうが、時間がかかるし要領は悪いかもしれないけど、真の力が付くのだと思います。

 

アクティブラーニングに興味ある方は、是非私の本も読んでみてください♪

 

 

*****

 

前日(昨日)、先生が電話をくださいました。

プリントの様子を聞いてくださったので、

「まだ終わっていません」と伝えました。

先生は、出来てるところまでで大丈夫だよって伝えてください!と言ってくださいました。

 

さすがです。

 

当日、へんにプレッシャーがかかると、お会いすることができなかったり、勉強が嫌いになったり、出来ない自分を責めたり嫌いになったりしては意味がありません。

 

刺激も大切だけど、フォローも大事。

 

うちの子に合う、無理なく楽しく学べる方法で、冬休みの宿題についても考えたいと思います。

 

そもそも「休み」という漢字は何年生で習うのでしょうか?

休みの意味は、休むこと。宿題をすることは休むことなのでしょうか??

 

 

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