usagi-company-lab’s blog

我が家の不登校日記です。最近は教育と社会問題に興味があります。どうぞよろしくおねがいします♪

アメリカで引きこもりだった話。

こんにちは☺
うさカンです🎵

今日は、「引きこもり」について書きます。

突然ですが、私は「引きこもり」という言葉は嫌いです。
理由は、自分が言われたら嬉しくない言葉だから。

引きこもりって、自分で選んで引きこもってるイメージかもしれないけど、本当はそんなことないと思うのです。

一部の方は、おうち生活のほうが気が楽で、退屈せず暮らしていて、中には在宅ワークされている方もいると思います。(こういう方は、引きこもりとは呼ばないかな?)
そういう方は、それも1つの道、いいと思います。

ただ、中には、「本当は引きこもりたくないのに、きっかけがないまま家に閉じこもっている(しかない)」という方がいると思います。
そういう方にとっては、「引きこもり」で片付けてほしくない現状ではないでしょうか?

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私はずいぶん昔、アメリカのコロラド州にホームステイして、現地の高校に通ったことがあります。

もともと、わりと軽い気持ちで受けた試験に偶然受かってしまい、奨学金をもらえることになったから行くことになったのですが、出発前には日本の学校が楽しくて、後ろ髪かなり引かれていました。

しかも、出発時点では、まだホストファミリーが決まっていなくて、不安なまま出発しました。

私が出発する前に、交換留学として、我が家にアメリカの高校生を受け入れていました。
その彼女が、私の引き受け先が決まらないのを見て、ご両親に私のホストファミリーとなるようにお願いしてくれたみたいでした。

そんなことは全く知らずに出発して、経由空港で担当の方に言われるままに飛行機を乗り継ぎ、そして着いたところは「コロラド州デンバー」の空港でした💦

今考えると怖い怖い。
無事に生きて到着できてよかった😄

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まあ、そんな事情で、ホストファミリーがやっと決まってお世話になることが出来たのですが、そのファミリーは共働きで、家族バラバラ忙しいファミリーでした。

私のイメージでは、ホストファミリーは日本についていっぱい興味があって、いろいろ話す文化交流のイメージでした。

ところが、このファミリーは平日はとにかくバラバラ。子供が大学生(寮生活でもう自宅にいない)、高校生二人と、大きかったので、両親も安心して働いていたんだと思います。

週末は、家事と買い出しに夫婦で出掛けて、子供たちは自分の友達と遊びに行ったり、デートに出掛けたり、部活したりで、ほぼ留守でした。
日本の高校生と一緒ですかね!?

*****

私の生活は、朝からお昼過ぎまではハイスクール、放課後は習い事に行っていました。

家に帰ると、みなさん特におしゃべりもなく、ちゃちゃっと夕飯食べて各自の部屋へ、早めに寝る…

みんな、翌日に備えてそんな生活でした。

私はその環境が、だんだんつまらなく、寂しくなってきました。

私はなんのために、ここに来たんだろう?

そして、宿題もとても大変だったし、日本のお友達から楽しい手紙がたくさん来るし…
本の雑誌見たり、J pop聞いたり。

週末も自分の部屋に閉じこもって、1日過ごすようになりました。

どうせ部屋を出ても、私に気を止める人はいないし~。

学校と習い事は、誰かと話したり楽しいこともあったけど、自宅に戻ると「引きこもり」でした。

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そんな生活を続けていて、サンクスギビング、クリスマス休暇や春休みは別のお家に滞在させてもらう機会などもありながら、過ごしていました。

帰国まで数ヶ月となった時、突然、ホストファミリーの転勤&引っ越し話が浮上しました。

そこで初めて、

この生活から抜け出そう、
ホストファミリーを変えてもらおう!

そう思いました。

典型的な日本人考えとして、
わざわざお願いしてホストファミリーになってもらったのに、ホストチェンジをお願いするって、ものすごく申し訳ないことだと思っていました。

だけど、その時の私は、きっとホストファミリーだって、引きこもりの日本人が家にいても楽しくないだろう、いないほうがいいだろうって考えました。

そして、引っ越しの準備もあるでしょうし…
って理由にして、コーディネーターに別のファミリーを探してもらいました。

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結果としては、大成功❗

次のファミリーには、専業主婦で毎日話しかけたり気にかけてくれるママがいました。
ちょうど日本に息子さんがいるファミリーだったので、日本の日常とかいろいろ興味を持ってくれて、毎日楽しく会話を楽しみました。

また、そのお家には、ちょうど里帰り中の長女&ちびっこ二人も一緒に生活していました。
(旦那さんは長期出張中)

なので、会話のレベルも子供のレベルの話が多くて、私にはちょうどよかったんだと思います😅

しかも、毎週末、教会に通うほどファミリーがぎゅっと仲良しで、子供が大きくなっても家族単位の行動が多かったり、どのメンバーも親切に話しかけてくれました。

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以上、私のアメリカでの引きこもり生活から、その後の変化について書いてみました。

間違えてほしくないことは、
共働きがダメ、専業主婦がいい、という話ではありません。

人間の生き甲斐は、自分や自分の背景に興味がある人と暮らすことが喜びなのでは?って私は考えています。
でも、全ての人がそれを心地よいって思う訳ではなく、そういうのをウザイって思う人もいるでしょう。
相性もあるし、タイミングもあるでしょうし。

ただ、普通は、自分で自分の家族は選べない❗ってことが1つの問題かな?って思います。

いくら虐待される家族でも、逃げられない現実…。

そうならないためには、
やっぱり子供は家庭の責任として育てていくだけではなく、子供が誰かに声をあげて助けてもらえるシステム = 社会のいろいろな人が子育てに関わっていくことが大切なんじゃないかな?って思います。

昔見たテレビで、
不登校から引きこもりになった少女が言っていた言葉が忘れられません。

私はお母さんにきっかけを持ってきてもらって、少しずつ社会に戻りたかった。。。

でも、そのお母さんは、どうしていいか分からなかったし、生きていくために、金銭的に、働くことが優先で、子供のことを構う暇がなかったそうです。

子供も日中一人では、学校以外どこへ出掛けていいのか分からずに「引きこもり」になってしまった…。

こういう家庭には、お母さんが働かなくても安心して子供のために、活動できる余裕が必要だと思います。

ここで、母親をはじめ、子供が信頼できる誰かが、この子供のために心を込めて支援できれば、きっとこの子は何かのきっかけで「引きこもり」にならずに社会復帰できたかもしれません。

もちろん、昔の私のように、ちょっとしたきっかけで、自分の残りの人生がもったいない~!って思って、勇気を出すことが出来る可能性もあります。

いくら本人がほっといて欲しいと思っても、放置して、なかったことにしてしまっては、生きていく力も失われて行ってしまうと思います。

それは、社会にとって貴重な人材を損失してしまうことになると思います。

ポイントは、人それぞれのペースに寄り添って、きっかけを持っていくこと、何度でも。

本人が不安なうちは無理だと思います。
しっかり自分の人生を自分で切り開く覚悟ができるように待つこと、フォローすること。

そんなことを、家族だけに任せず、社会全体で出来たらイイナって思います。

この社会を次に支えていくのは、今の子供たちです。

大人は自分だけの利益を考えていると、社会がつぶれてしまいます。

もしも、お家でこのブログを読んでくれている人がいたら…

大丈夫❗

私も今は、なかなか外に出ていろんな事が出来ないから、お家でブログ書いているのよ。

万が一、誰かのお役に立てたら嬉しいです。

そしたら、元 「引きこもり」が、誰かの役に立ったっていう証明になるよね!!

繊細な人ほど、外の世界に敏感で、
だからこそ、不安だったり怖かったりするのです。

そんなことを感じられずに、常に堂々と生きてる人は、その鈍感さが羨ましいけど…
でも繊細な世界を感じとることができない欠陥の持ち主としても考えられますよね。

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今日は、こちらの記事をご紹介いたします。

私の場合は、たまたまアメリカでファミリーと合わなかった話を例として書きましたが、同じことが学校で起こることも多々あります。

学校でも、担任の先生、部活の先生、などが、子供と二人きりで話すとき、密室内で何が行われているか分かりません。

また、お友達同士のイジメも、わざわざ先生に分かるようにやる子はいないでしょう。

家庭と同じように、学校ももっと社会に開かれて、第三者の目が常にある状態ならば、傷つく子供は減るのかな、と思います。

家庭内の虐待も、学校内でのパワハラやイジメも、囲われた中で行われては見えないのです。

だからこそ、大人は常に、傷ついた子供には、

「もしかしたらこの子には致命的な何かが起こったのかも、」

というスタンスで接していけば、間違いないのかな?と思います。

headlines.yahoo.co.jp


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さて、最後までお読みいただき、ありがとうございました☺

この記事を仕上げるのに、足掛け何日かかったのだろう…😅

まだまだ書きたいことは、いろいろあります❗

またお読みいただけたら、嬉しく思います。