こんにちは!
うさカンです。
私が起立性調節障害の娘を育ててきて、一つ後悔していることがあります。
今日は、その時のことを書いていきたいと思います。
娘が体調が悪くなりだしたのは、小学校5年の時でした。
ある日、娘は朝から体調が悪く、学校を休みたいと言いました。娘の体調が悪ければ、休むか遅刻を繰り返していた頃です。
その日は、たまたま次女の3才半検診の日でした。
そして、5年生は社会科見学の日でした。
私は、長女が学校に行ってくれないと、次女が検診を受けられないから、
「お願い、今日は学校に行って」と説得しました。
娘はそれほど体調が悪そうな日ではありませんでしたが、不安で休みたかったのだと思います。
でも、次女もまた繊細だったので、検診の前にお友達とランチをして、そのまま検診に一緒に行く約束をしていたのです。
今考えれば、長女は休ませて、一人で留守番もできたんじゃないかなあ、と思いますが、
その時は必死で、なんとか学校に行かせようとしました。
でも内心は心配で心配で…
結局、社会科見学に行った娘。
通過地点の駅で、検診帰りに様子をみようとまちぶせしていたら、娘に会うことができたのですが、あの時の顔は忘れられません。
笑顔はなく、とにかく疲れているようでした。
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当時は、まだ診断も受けていなくて、娘の体調不良の理由は分かりませんでした。
でも、だるかったり、頭痛、腹痛、吐き気、夜眠れない、悪夢にうなされる、朝起きれない…
お昼くらいから元気になる。
などの症状だったので、無理に学校に行かせることは出来ませんでした。
だから、上記の日が、たった1日、私が無理に行かせた日だったんです。
それを何年も覚えていて、可哀相だったなあと思っているのです。
子供が、何か普通に出来ないことがあったら、とにかく強制的にやらせようと思ったり、直そうとしたり、母親の思い通りにいかないと、イライラすると思います。
でも、よく考えてみたら、そこには何か理由があるかもしれません。
病気、障害、特性、性格、成長スピードなどなど。
その理由は、すぐには分からないかもしれません。
でも、その状態をそのまま受け入れることは、とても大事なんだと思います。
出来ないことを責められたり否定されるのは、とても辛いことです。
なんで出来ないのか、ということより、
出来ないあなたでも愛しているよ、と受け止めていくことが、子供の自己肯定感を育てます。
理由が分かっても分からなくても、子供の状態はすぐには変わりません。そのまま受け入れるしかありません。
大人だって、
なんでうまく子育て出来ないの?とか、
なんで上手にごはん作れないの?とか、
自分が苦手なところを追及されるのはキツイですよね。
子供も同じだと思います。
私は、上記の日は、学校へ行くように説得してしまいましたが、基本的には無理矢理引っ張って学校に連れて行くようなことはしませんでした。
今になってみると、本当にやらなくてよかったと思います。だって娘は病気だったんだから、サボってた訳じゃなかったのです。(みんなと同じようにできない理由があった)
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今、子育てに悩んでいるお母さん、
もしお子さんが「普通」とか「人並み」じゃないと思うようだったら、お子さんの年齢をマイナス3才くらいに思ってみてはいかがでしょうか。
「できる」と思っていることができないと、イライラしてしまうものですが、
「できないだろう」と思ってたことが意外とできたら、自然に子供を褒めることができたり、一緒に喜ぶことができるものです。
子供のハードルをいっぱい下げてあげて、
出来たことを数えていきましょう。
そうすると、お母さんの喜びも増えていきます。
マイナス3才のときの子供の様子を是非思い出してみてください。
忍耐がいることかもしれません。
でも、子供の自己肯定感は伸びてきます!
「言霊」という言葉がありますが、
子供に対して駄目なところばかりを責めてしまうと、「私は駄目な子なんだな」という風に育ってしまうと思います。
子供の明るさとか、いいところを育てるように接すると、きっとその「いい子」の部分が伸びてくると思います。
毎日、「あなたは大丈夫、いい子、いい子」と育てていくと、言霊のようにその通りになってくるかもしれません。
自分に自信がついたら、きっと大きく育ってきて、いつかマイナス3才じゃなくなるでしょう。
以上、私の後悔と、学んできたことを紹介してみました☺️