こんにちは!
うさカンです。
まず、こちらの記事をご覧ください。
現代でもまだ完食指導が行われているということに驚く方も多いと思いますが、日本には、頑張りや根性を評価する文化があるので、学校教育全体に「出来ないのは努力が足りないからだ」という思想がはびこっています。
子供はみんな一律ではない、ということが、何十年経っても理解出来ない人がいるということは、本当に残念で、私はこういう記事を読むと涙が止まりません。
私の娘も少食と低身長に悩んでいた時に、完食指導を受けて、とてもとても苦しみました。
「なにを余計なことしてくれるんだ!!」と、めっちゃ悲しかったです。
細かいやり方は、辛すぎてここには書けません。でも全ての発端はここからでした。
何年経っても、娘の傷は癒えないと思うし、私自身も胸が張り裂けそうな気持ちになるので、これだけは何度か書こうと思っても書けずにきました。
でも、やっぱり同じ思いをする子供が未だにいると思うと、なにかアドバイス出来る事はないのだろうか?と考えました。
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とにかく、完食指導から子供を守ってください。恐怖症になる前に。
食べることは生きることに直結することです。
食べる楽しみがない人生を生きるのは辛すぎます。
何でもかんでも食べれなくても、大丈夫。生きていけるんだから。絶対に強制はしないでください。私も子供の頃から少食だったので、食べたくないものを飲み込む辛さはよく分かります。
何でも食べられる子は無条件に褒められるけど、それはただ特性として食べ物に敏感な舌を持たないで生まれただけ。
たくさん飲み込める喉、たくさん食べられる胃袋を持って生まれただけ。
それは運であって、努力では解決出来ないことがたくさんあるんです。
なのに、それを悪い子、悪い人みたいに言われたら、子供たちはどんなに傷つくでしょうか。
さらに学校という場は、連帯責任にしてくるから、ほんと厄介。
クラスで残飯調べなんてただのプレッシャーです。
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私は、あまり面談とか得意じゃないし、怒ることも怒りをぶつけることも得意ではありません。
でも、このことだけはどうしても許せなくて、当時の担任の先生と、養護の先生と、栄養士の先生を呼び出して、場をセッティングしてもらい、訴えました。
そのあと、今度は教育委員会にも行って、全てを話して改善を求めました。
そして、学校から残飯調べの順位付けがなくなりました。少しだけ緩くなったと言えるかもしれないです。
もちろん、成長のために、私だってたくさん食べて欲しい。親もそんな思いで苦労されてる偏食少食さんの親もいます。
だけど、目の前の子供がまず元気に自分のペースで頑張っていたら、ハナマルじゃないかな?
少しずつ個人的なペースで伸びていけばいいんじゃないかな?
偏食少食な子は、食べる時に褒められることがなくて、とても悲しい思いをしています。
さらに、親はみんなと同じ給食費を支払っているんだから、堂々と食べさせて欲しいです。
外食で、今は環境問題から「食べ残しを自己責任でお持ち帰りできる」ように、だんだん世の中が変わってきました。アメリカのドギーバッグのようなものです。
給食は持ち帰ることは難しいとは思いますが、お金を払っているんだから、もっと自由に食べさせて欲しいです。苦手なものばかり食べるのではなく、デザートも食べて栄誉を少しでも取って欲しいです。
問題解決を子供たちに押し付けるだけではなく、例えば食品ロスの問題として捉えるならば、地域の皆様に食べに来てもらうとか、貧困家庭に寄付するとか、大人の知恵を使って解決できないでしょうか?
もしかしたら子供たちのほうが、よいアイデアを持っているかもしれません。
食べ物を大切にすること、感謝することは、個人的な食の能力や栄養のことなど、成長の個人差とは別に考える必要があると思います。
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そして最後に保護者の皆様へ。
現在でも完食指導があるかもしれないと知っておいてください。
私も事前に知っていたら、こんな指導をされなかったかもしれないと後悔しています。
特に低学年のときは、初めから少食です、と担任の先生に毎年伝えていたのに、高学年になったら「もう大丈夫かな?」と思ってしまいました。
でも、学校のあらゆる指導は、高学年のほうが先生方は熱が入ります。もう高学年なんだから、これくらいできるだろう、これくらい出来なければ自分が困るだろうと親心的な心配からかもしれませんが、とにかく頑張ることを強制されるかもしれません。
個人のペースを大切にしてくれる先生ばかりではありません。
だからこそ、食べることに苦労している子供は、前もって毎年毎年先生に伝えてほしいと思います。
それで学校が苦痛になったり、体調を壊したり、成績が下がったり、自己肯定感が下がってしまっては、本当に可哀想です。
「なんの為の学校なの?」と思ってしまいます。
子供たちを傷つけるために学校はある訳ではありませんよね。
もちろん、給食に限らず、子供の特性、気になることは、前もって知らせておいてください。
本当は、先生だって、間違った指導はしたくないはず。良かれと思ってしていることばかりで、先生も頑張っているんだと思います。
自分の生徒が自分の指導のせいで不登校になるなんて、誰も望んでいないし、本当に悲しいことだと思います。
だから、もしあの時に私が先生に前もって「完食指導は絶対にしないでください」と言えていたら、先生も娘も傷つけなかったかも…と思います。
だけど、私も初めての子供だったし、まさかそんなにひどい指導をされるとは予想出来ませんでした。
だから、このことは、言わないつもりだったけど、言えないと思っていたけど、
やっぱり言わなきゃいけないな〜と思って、ここに書き残しました。
是非、子育て中の保護者の方、これから子育てするかもしれない方に、役立ててほしいです。
情報の共有は大切です。