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我が家の不登校日記です。最近は教育と社会問題に興味があります。どうぞよろしくおねがいします♪

人をあとから変えるのは難しい… 京アニ事件を母親目線で考えた

こんにちは、うさカンです。

いつもご覧くださり、ありがとうございます😊

更新頻度が減っておりますが、

引き続き私のペースでぼちぼちと続けていくつもりですので、

ときどき見ていただけたら嬉しいです!!

 

さて、今日は京アニ事件について

不登校の母という立場から、率直な気持ちを書かせてもらいたいと思います。

いろいろなご意見があると思いますが、

私なりに表現してみたいと思います。

 

*〜*〜*

 

沢山の命が無惨に奪われてしまったこの事件、

私はどうしてこういう事件が起きてしまうのか…と

いつもいつも思うのです。

 

私の娘もよく自暴自棄になってる。

それが他人に向くのか、自分に向くのか、

違いはあるけれど、それを監視しながら

どうにか命を守る日々の中で、様々なことを感じます。

 

もしも、という言葉を言っても今さらではありますが、

でも社会はそこから学ぶしかないとも思います。

 

私はとにかくワンオペは良くないと思います。

 

子どもは社会全体で育てるものだと思います。

現代は、子育ての責任は親だけにあると考えられているように

感じますが、親だけでは手に負えないこともありますよね。

 

人間は関わり合って、集団の中で育つものだと思うのですが、

不登校でもいい、排除や差別が普通になると、

 

「自分の存在っていったい何なんだろう?」

 

と思ってしまいます。

そう思わされてしまうのです。

 

そこで自暴自棄になるな、と個人の責任にされるけど、

じゃあ、周りの人間に責任はないのだろうか?

ということが非常に気になってしまうのです。

 

環境作りは難しいかもしれないけれど、

やっぱりインクルーシブの方向で

みんなの違いを認識し、関わり合い方を学んでいかないと

社会の安全性は保てないと思うのです。

みなさまはどう思いますか?

 

*〜*〜*

 

小さな頃から

子育てに他の人が関わることは

とても大事な視点だと思います。

今は特に、ワンオペで母ひとりで頑張ってる人が多い。

親戚は遠方、父親の働き方は依然として長い、

さらに母も共働きしている、

となると、それだけで本当に無理難題!

 

虐待は絶対にしちゃいけないけど、

虐待する親の心理の裏側に寄り添えているのか?

そこを考えることから予防ははじまると思います。

 

小さな気分転換が出来なければ

どんな仕事も煮詰まるもの。

 

夫婦喧嘩や離婚は、本当に二人が悪いのか?

もしかしたら社会構造や日本経済の不景気からの

ストレスやすれ違いなのではないか?

 

いろんな事が子どもに影響してくる。

 

それを助ける社会的な存在が

どれくらいあるのでしょうか。

 

今、我が家の不登校でのつながりは、

学校の先生の家庭訪問のみ。

忙しい学校の先生の努力に頼る制度しかなくて、

不登校家庭に対する人的、経済的な支援はありません。

家庭の責任によるとなると、

子どもに格差が生まれてしまう。

 

子どもの教育や子育てにお金を使うことが

社会の安全性に関わるんだよ、

人を育てるって大事な仕事なんだよ、

って はっきりトップが言わないと、

普通の人には分からない国になってしまったから、

きちんと説明してほしいなあ。

 

*〜*〜*

 

そして、幼少期から

自分を大切にされること、

自分の存在を手放しに助けてくれる人がいるからこそ、

人に対する信頼感が生まれます。

 

のちのち大人になった時に、

たとえ自暴自棄になる瞬間があったとしても、

今まで支えてくれた人の顔がよぎるかどうかで

もしかしたら結果は違ってくるのではないかと

想像します。

 

親身になってくれる人が、

親であろうと、恩師であろうと、親友であろうと…

 

誰か一人でも真剣に自分のことを思ってくれる人がいる、

それが支えになると思うのですが、

実際は、

変な人がいると避けたくなるのが人間の心理。

 

だからこそ、

まだ何も差別偏見のない赤ちゃんのうちから

社会が関わっていくこと、

親も子も、助けてもらうことに慣れておくこと、

人と関わる方法を学んでおくことが必要だと思うんですね。

 

途中から助けてと言うのは

なかなか難しいし、

成果を出すのも難しくて双方諦めてしまうと、

やっぱり世の中ってこんなもんだよねって失望する人と

自己責任論で、

全体的にうまくいかなくなってしまう。

 

私はそう思います。

 

*〜*〜*

 

私が長女を育てていた頃は、

まだ専業主婦が半分くらいいて、

ママ友仲間で子育てができました。

 

同じ公園へ行くのでも、

ペアがいくつかあれば、

親同士おしゃべりして発散し、

子ども同士遊んでくれたら少し親は自由になり

そして子どもたちはコミュニケーションを学びます。

 

そんな仲間と愚痴を共有したり、

子育ての相談をしながら

ゆっくり育つ子どもを見ながら時間を潰せたものです。

 

でも今は、

専業主婦は孤独です。みんな働いているから

つながりがない。

 

一方で、働くママは

保育園などの送り迎えで時間のやり繰りが大変。

自分に余裕がなかったり

体調や体力に余力がなければ

やっぱり子どもたちを叱ってしまいがちになる。

 

これまた時間との戦いで孤独だと思います。

限界いっぱいのママさんも多いのではないでしょうか。

 

どちらがいい悪いではなく、

どちらにしても超大変。

 

それは自分で選んだんでしょ?

なんて平気で言われてしまう。

 

いやいや、社会は人間がいるから成り立つんでしょ、

それを育てているんだよ!

 

という究極のボランティア精神を

理解して共感して具体的に助けてくれる人がいなければ、

 

母はコミュニティとの縁を切ったほうが楽だし、

子どももそれを見習うようになるかもしれない。

 

不登校は専業主婦の子でも、ワーママの子でもなる。

どんな学校へ行くのか、先生は誰なのか、友達はどんな風なのか、

たいていは運だから。

 

それでも母たちは一度は自分の子育てを振り返って反省する。

私が専業主婦で甘えられる環境だから不登校になっちゃったのかな、

私が仕事に追われて余裕がなかったから不登校になっちゃったのかな、

 

結局、正解なんてないんだと思う。

不登校は家庭が原因というよりも、

社会構造の変化の問題なんだと思う。

子どもって素直に感じるから。

 

そういう時に、

たとえ家庭に問題があるとしても

周りが助けてあげられれば、

事件を起こさない可能性はないのだろうか?

 

もっと丁寧に、

事件を起こしたらどうなるのか、

想像を超えて具体的に寄り添ってあげる力は

あったのだろうか?

 

別に親じゃなくても、

誰かがその役割を出来ていたなら

結果は違ったんじゃないのか…

 

私はそんな風に思いました。

 

子育ては難しいからこそ、

親が朗らかに楽しんで出来るくらいの能力とパワーで

回るように、社会のサポートがあったらいいのにな。

 

 

最後までお読みくださり

ありがとうございます😊

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またKindle本も出しています。

よかったら一緒に支え合いながら子育てしませんか?

私はこれからも、自分の経験をシェアしていきたいと

思っています♪