usagi-company-lab’s blog

我が家の不登校日記です。最近は教育と社会問題に興味があります。どうぞよろしくおねがいします♪

物事の多面性をディベートから学ぶ

こんにちは☺
うさカンです。

私はなんでも、物事にはいい面と悪い面があると考えるタイプです。

いい事が起こった時には、わざわざ悪い面は考えないですけど、一見うまくいってないなあ、と思うような時には、物事の反対側を考えるクセがあるようです。

分かりやすくて有名な例では、

コップの水が、もうこれしかない、と思うか、

コップの水が、まだこんなにある、と思うか。


同じ量の水でも、とらえかたによって感覚が変わってくるので、まだまだ大丈夫って思うと気持ちが楽になります。


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私が自然とこういう考え方になりやすいのは、若い頃の経験からかな?と思うことがあるので、ご紹介します。

私は17才の時 (はるか昔だわ…)、日本の高校生から米国にホームステイして高校に一年間通いました。

その時、日本では馴染みの薄かった、ディベート (討論) という勉強をしました。

討論というと、グループで何かを話し合ったり、意見を出し合うようなイメージかもしれません。

でも、私が学んだディベートでは、一つの物事に対しての賛成派、反対派に分かれて、意見を出し合うという形でした。


例えば、「学校の宿題はいるか?」というトピックに対して、必要だと思うチームと、いらないと思うチームに分かれて、まずはチームで意見を出しあってまとめて、制限時間内に両チームの意見を戦わせるような感じです。

そして重要なのは、このチーム分けが、自分の意見によらないということです。

例えば自分は宿題がいらないと思っていても、宿題が必要だと思うチームに配属されることもある、ってことなんです。


ここで身に付くことは、

意見を論理的に展開すること、
言いたいことをいかに相手に伝わるように話せるか、
相手の意見をきちんと聴くこと、

そして私が一番重要だと思うのは、

「一つの物事に対して、自分の意見だけではなく、いろんな見方があることを知ること」

だと思います。

正しいか正しくないか、ではなく、
全てのことには両面(または多面的)な考え方があると感覚的に知っていることは、世の中の多様性を理解する上でとても大切なことだと思います。


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何か出来ないことがあっても、落ち込むばかりではなく、そのなかで出来ること、出来たことに目を向けていけば、気持ちも穏やかに、楽しく幸せを感じる機会が増えていくような気がします。

これは我慢とはまた違うと思います。

多面的に理解するためには、相手を尊重すると同時に、自分の意見も(感情的にならずに)伝えていく必要があると思います😊

(たまには愚痴を聞いてくれる存在も、同じくらい大切かな😄)