こんにちは!
うさカンです。
今回は、こちらの本を読みました。
著者の山口健太さんの記事は何度か読んだことがあり、著書も読んでみたいと思っていました。
我が家は、私も子供達も(元)少食です。
この本は、食べない子の子育てに悩む親に向けて書かれた本です。
様々なヒントが書いてあり、参考になると思います。特にこれから給食が始まるお子さんをお持ちの方には、読んでみてもらうといいかな、と思いました。
全てがいいかどうかは、その子次第だと思いますが、合いそうな方法が見つかるかもしれません♪
今日は、私なりの少食さんの育て方で、これまで実践してきたことをご紹介します。
*****
まず、私の話なのですが、
私は子供の頃から少食でした。とにかく食べるのは遅いし、すぐにお腹いっぱいになっちゃうし、食べれないことに困っていました。
でも、何故自分が食べれない子だったのかも分かっていなかったし、無理矢理食べさせられたり、全部食べ終えるまで席を立っちゃいけない、なんてこともあったりで、今でもその時の光景が忘れられないです。
私が大人になってから、私は食事を食べられなくなってしまったことがあります。
その時、私は仕事を辞めたばかりで、体を壊して休んでいたのですが、
私はだんだん「働かざる者食うべからず」という言葉が頭から離れなくなってきて、どんどん苦しくなってきました。
休職中の自分には収入も肩書きもないのに、年齢だけはいい大人。情けなくて食べれなくなっていきました。
でも私は死にたい訳じゃなくて生きたいと思っていたので、さらにそれが苦しかったです。
生きる為には食べなきゃいけないと分かっているのに食べれない、食べ物が喉を通らないくらいに精神的に自分を追い詰めて参っていました。
この苦しい経験があるので、私にとっては栄養よりも何よりも、とにかく食べる行為が出来ることがとても重要だと考えるようになりました。
一日に3度もある食事の時間が、大嫌いで辛いものだったら、絶対に幸福にはなれないと思ったし、食べれることが当たり前じゃないからこそ、楽しく前向きに、食べる行為を出来ることを大切にしようと思いました。
*****
今になって考えてみると、食事に問題がある人は、敏感なんだと思います。何かのセンサーがとても繊細なんじゃないかと思うんです。
敏感じゃなければ、とりあえず口に入れたり、飲み込んだりすることが、そんなに抵抗ないことだと思います。深く考えずに、細かい違いに気付かず、空腹を満たすことができるんじゃないかな、と思います。
でも、いちいち敏感だと、
匂い、歯ざわり、噛みごたえ、飲み込む喉の感覚、胃腸の調子、などなど、壁がいろいろあるわけです。感覚が敏感すぎて細かい情報をキャッチして、嫌だと感じやすくなってきてしまうのだと思います。
また場の空気を気にする人は、気を使ったり、緊張したりして、唾液が出ない、消化出来ないなど、食べることが困難になることもあります。
とにかくそういったことが、我が家の長女にも次女にもありました。
*****
そんな時に私がしてきた工夫は沢山あるのですが、一番は、目的を何にするか絞ることがいいと思います。
理想を言えば、出来てほしいことはいろいろあると思いますが、私が一番優先したかったことは、「なるべく栄養を取ること」でした。
ただでさえ少食なので、なんでもいいから食べてほしいな、と思っていました。
だから、細かい栄養とかお行儀とか食べる時間とか、そういうことは気にしないで、一日のうちでどれだけ食べれたかな、と考えるようにしました。
例えば、お煎餅はお米と一緒、クッキーはパンと一緒、みたいに、ざっくりとした栄養として捉えて、おやつと食事の境界線を薄くしました。
また、おやつからも栄誉が取れれば安心なので、簡単なおやつを作っています。
混ぜて焼くだけ、凍らせる、ゼリーにするとか、焼き芋、冷凍フルーツなどの、(そのまま)食べれるおやつも。
食事を食べなかったら、お腹すいたタイミングで食べさせたり、こだわりは無くしました。
考えようによっては、とてもだらしないのですが、まあ「食べれればいいかあ」という感じ。
朝からおやつっぽくても、朝は胃腸を目覚めさせればオッケーとしています。
とにかく、何を食べても、食べる行為は否定せずに褒めてあげたいと思っています。
制限をなるべく少なくしたら、一日のトータルの食べる量をある程度上げることができて、その中にはいろんな栄養が含まれているかな?と思っています。
*****
エピソードはまだまだあるのですが、
こちらの本を読んでみて、ひとつ思ったことがあります。
それは、この本は「食べれない子」のための本だけど、子育て全般のための本みたいだなあ、と思いました。
子供はオールマイティになんでも得意な子はいません。
元気な子は、静かにしているのが苦手かもしれないし、
静かな子は、積極的になることが苦手かもしれないし、
世の中には説明しきれないくらい、得意と苦手は存在します。
そういう子供達の苦手なことの対処方法は、基本一緒なんじゃないかな?と思いました。
強制しないでゆっくり話を聞いて、ゆっくり育てることですね。
とにかく「食べることが嫌い」にならないように、何はなくとも何か食べる!それが生きることだと思います😊
食べること、食べさせることについては、いろいろと苦労してきました。他にも「食べること」というカテゴリーに書いています。
これからも私の試行錯誤を記事にしていきたいと思います。
ほんと、ごはんを作る人にはこの問題は切実なんですよね😓
(でも子供にとっては食べることを強制されるのは切実な問題…)