usagi-company-lab’s blog

我が家の不登校日記です。最近は教育と社会問題に興味があります。どうぞよろしくおねがいします♪

ヘアドネーションの話

 こんにちは。うさカンです。

You Tubeのおすすめに、たまたまこの動画が出てきました。

 


www.youtube.com

 

我が家は娘がヘアドネーションをしたので、その髪の毛がどういう感じになっているのかな、と興味がありましたが、こういう話を初めて聴くことができました。

 

我が家の娘は不登校ですが、こうして人の役に立つ経験をさせてもらえたことは、とても貴重なことでした。髪の毛が伸びてくると絡まって大変だったけど、親子のいい思い出になりました。

寄付するということは、それを必要だと言ってくださる方がいてこそ。

そしてその感想や病態を教えてもらえたことに感謝です。

人の役に立つチャンスをもらえて感謝です。

人と人はやっぱり支え合って生きているのだなあ〜と感じました。

 

usagi-company-lab.hatenablog.com

 

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ところで、私がいつも思っていることがあります。

世の中にはいろんな困りごとがあって、人の悩みもそれぞれです。

有名な障害や病気なら、ある程度は情報があって、知る気になれば分かることは沢山あります。

そして世の中は、マイノリティのことを知ろう!というキャンペーン中みたいです。

 

それは当事者の方にとっては、とても有難いことだと思います。知ろうとすることが第一歩で、実際に知ること、そしてその方の苦労を取り除くことができたらいいな、と思います。

 

でもそれと同時に、私たちはその人の不自由さや気持ちを「わかった気」になっていないだろうか?とも思います。

もちろん、知ろうとする気持ちは優しさだと思うけど、それが正しいことをしている自分の価値を上げる為の行為になっていないか?ということ。

うまく言えないけど、他の人にマウントを取るような気持ちになったり、知らない人を馬鹿にするような話になっていないかな?ということです。

 

知らない人より知ってる人のほうが偉い?本当でしょうか?

 

そういう気持ちは、私は傲り(おごり)だと思うのです。

人の気持ちや状態を分かった気になることは、なんとなく上から目線な気がするのです。

だって100%理解することなんて不可能でしょ。

 

それだったら、よく分からなくてごめんね、という気持ちを持ってる人のほうが、うまく付き合える可能性もあると思いませんか?

 

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私は起立性調節障害の娘と接していて、いつもそう思うんです。

私がいくら起立性調節障害について学んでも、分かりきれない症状があると思うし、感覚や感情は人によって違います。

 

また次女は不登校ですが、不登校と一言で言っても、思いや状況はみんなバラバラです。

もちろん、同じ困りごとを持っているからこそ、共有できる思いもあるのですが、

でも同じ症状でも人によって違うんだってことも忘れないようにしなければいけないと思います。

同じ不登校の親でも、時にはポリシーが違ったり、分かりあえなくて傷つけてしまうこともあるかもしれないし、何事も決めつけないように気をつけなければいけないですよね。

なので、親子であっても、

「娘はこう思っているはず」

「こうしたいはず」

と決めつけないで、なるべくひとつひとつ気持ちを確認して、その通りにしてあげようと思っています。

 

けっこう話していると、

「なるほど〜、そう思っているのか~」と気づくことは多いんですよね。

 

子供は子供なりによく考えているし、感情が働いているなあ、と感心します。

なかなかすぐに上手に表現出来なかったけど、最近ではとても分かりやすく教えてくれます。

きっとママには何を話しても否定されない、という安心感から本音を言える部分もあるのかも?!

 

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世の中には、マイノリティの中でもメジャーな困りごともあれば、まだ発見されていないような、理由や原因も分からないようなこともあるはずです。

本人が困ったり悩んだりしていることは、そこに明らかに存在していること。それを否定することは出来ません。

そして、星の数ほどあるマイノリティの事情を、全て把握することなんて不可能だと思います。

だから、私たちは、マイノリティのことを知ったかぶりにならないように、常に謙虚でいなければいけないと思います。

結局は、みんなそれぞれ人間であり、マジョリティであってもマイノリティであっても、ひとりひとりの感情や気持ちはバラバラだと思っていいんじゃないかなあ?

 

だからこそ、健常者と障害者が気持ちが分かりあえたり仲良くなることもあるし、

同じ病気や不登校同士で固まっていても、もしかしたら気の合う友達が出来ない可能性だってあるのかもしれません。

 

勇気を出して一歩踏み出してみれば、違う価値観の人が良く見えたり、楽しみがあったりするのかも。

だってみんなピッタリ同じなんてことはないものね。

 

そういう意味で、私もいろんな人のことを知ることが楽しいと思うし、役に立つと思います。

自分が当事者じゃない困りごとを抱えている人を、全部理解しよう、という気持ちな訳ではありません。

ただ、その人はそう考えているんだな~というところに、意外な発見や共通点があったりするんですよね。

 

いろんな人の気持ちを知ることは、とても興味深いと思います。いつでも謙虚な気持ちで教えてもらえたら、私は楽しいな~と思ったり、大変そうだな~と思ったり、いろんな人の思いは勉強になります。

だから、こうやってYou Tubeなどで発信してくださることは、私はとても嬉しいです。