usagi-company-lab’s blog

我が家の不登校日記です。最近は教育と社会問題に興味があります。どうぞよろしくおねがいします♪

「地域に"だいじょうぶ"のタネをまこう!」講演会に参加しました。その2

こんにちは☺
うさカンです。

前回の記事の続きです。

usagi-company-lab.hatenablog.com


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その2 不登校の現状と理解 大人編

子供を取り巻く大人といえば、まず親と先生(学校)ですよね。

今の家庭環境は、二極化されているんだそうです。

ネグレクト(貧困は7人に1人) vs 過干渉

どちらも不登校につながる要素かなあ?と思います。



私自身の子育てを振り返り、長女と同じように次女を育てていいのか、悩むことがあります。

私は長女が入学して慣れるまで、いっぱい寄り添ってあげました。
でも、慣れてからはだんだん過干渉にならないように気をつけていました。

ちょうど長女が小学校一年生の夏休み明けから
次女を妊娠してツワリがひどく、
物理的にもいろいろ手出しが出来なくて、
娘はいい感じに成長したな~って思っていました。

普段の生活について、自分で出来ることは自分でやってもらって、自分でできることが増えていきました。

学校の時間割や宿題も、基本的には本人任せ。

私もそのように育ってきて、自分なりに忘れ物して恥ずかしい思いや不便なことを経験しながら育ったので、娘も失敗しながら覚えていく、気をつけていくんだと思っていたのです。

しかーし!

周りのお母さん方は、そうじゃなかった。

時間割は毎日きっちりチェックして、宿題もきちんとこなすように見張っていて、毎日絶対に忘れ物はないし、宿題も完璧。

学校の先生もそれを望んでいました。

忘れ物があったら、授業が進みません。
宿題のチェックは毎日してください。
毎週のクラス便りにテストの日も書いてあるから、事前に親が勉強させるようにできている…。

きっと、私が細かく見てあげていなかったから、
娘は「出来ない子」になってしまったかな~と思って、のちに本人に謝りました。

もともと娘は出来ない子じゃなかったから、
大丈夫って思っていたけど、
周りのお母さんが子供たちをいつも完璧に仕上げてくるし、学校も母親にそれを望んでいる。

学校で失敗しないように家庭で準備、練習する雰囲気は、本当に毎回毎回ビックリでした。

たまたまその頃、我が家の次女が赤ちゃんだったこともあり、私はそんなにフォローできなかったけど、私の方針としても、小さい時にいろいろ失敗しておくことが重要だと思っていたので、自分の思う子育てと、実際の環境の違いに戸惑ってしまいます。

娘が辛い思いをしてきたかなって思って謝ったものの、将来を考える子育てとして間違っていたとは思っていない私の気持ちも伝えました。
娘はあんまりそのことは気にしていない様子でした…。

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講演会の中で、こんなお話がありました。

小さい頃から、学校でいい子を続けている

高学歴になる

就職出来ないと、
「自分が人間として悪いのだと思う」

長期引きこもりになる

このからくり。
そりゃそうですよね。
高学歴あるのに就職出来ないなんて、
自分が悪いんだって思ってしまうかも…。

今まで、自分が頑張れば失敗しないって思って生きてきたんだから、本当に辛いと思います。

「親がもっともっとゆるく」ならないと、
キツイんじゃないかな~?って思うけど、

でも、自分の子供だけがゆるく育ったら、
もしかしたらそれはそれで、
自分ばっかり失敗して…って
自己肯定感が低くなっちゃいそう。

だからこそ、
凸凹で、まぜこぜが必要なんだよね。

みんなの成長が均一ではないことを、
親が理解して、学校がそういう場ならば、

いろんな自分がいていい!

って思えるハズ。

得意なことは教えてあげて、苦手なことは尊重しあえる、子供たち同士で学びあえる経験が、
学校にあるといいですよね。

講演の中でも、

「人間が多様で、異質が交ざると、

不登校の子供が元気になってくる」

っておっしゃってました。

私達親が、まず、

安心して失敗できる環境作りについて理解し、

学校に求めていかなければなりませんね。

だって、学校の先生のスタンスは、
だいたい親が求めるスタンスになっているって思いますから。

親がゆるくなり、先生がゆるくなり、
先生のゆるい姿勢を親が認め、それが全て子供たちの「ありのまま」をまず受け入れる。

失敗しても、大丈夫だよ~!
って。
周りの大人が何人言ってあげられるか。

ほら、あの子も失敗しながら学んでいるよ。
たいした失敗じゃないよ。

って小さい時から知っていくことが、
他者にも寛容になれる、本当の強さかもしれないな~って思いました。

その3に続きます☺